分配選択型光波長多重スイッチを用いた Layer 3 Switching 網の構築の提案と実装
江坂直紀 (9751201)
近年のインターネットのトラヒックの増加によるルータの負荷を軽減す
るた めに,Layer 3 Switching 技術が開発された.これは,ATM スイッ
チのような高速なデータリンク層を有効に用いることでルータの負荷を
軽減させ,論理的な遅延を無くすためのものである.しかし,経路のア
グリゲーションなどを行わないとデータリンク層の資源は枯渇してしま
うことが知られている.また,コアとなる ATM スイッチの転送容量不
足が問題になると思われる.
本研究は,分配選択型光波長多重(WDM)システムを用いたLayer 3
Switching 網を構築することでそれらの問題を解決する手法を提案,
実装しその評価をする.