視線によるテキストウィンドウの自動スクロールの提案と実装

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視線を追跡して表示を自動的にスクロールするテキストブラウザを試作した. そして,その試作システムを用いて 視線追跡による自動スクロールの有効性を確認するための実験を行なった. また,システムを試作するに当たって, 視線の向きからスクロールの向きや速度を制御する具体的な方式を4通り考案した. 実験の結果,プログラム中のある文を発見するタスクにおいて, 視線追跡による自動スクロールを使う場合の効率は, 従来のようにキーボードからのコマンドによりスクロールする場合の効率を 上回ることがわかった. また,スクロールの向きや速度を制御については, スクロールの速度をウィンドウ中心から注視点までの距離に比例させる方式が よい結果を示した.