デバイスドライバ生成支援システムの試作

山下 勝也 (9751106)


デバイスドライバは、対象となるデバイスとオペレーティングシステム(OS) ごとに用意しなければならない。また、作成に関しては、動作のタイミングな どのデバイスのハードウェアに関する知識が必要となるため、OS の他の部分 に比べて最も時間と労力を必要とする。

そこで本論文では、それらの負担を軽減するために、デバイスドライバ生成支 援システムを提案し、試作を行なう。このシステムは、デバイスドライバの仕 様とデバイス依存仕様、OS 依存仕様を入力とし、デバイスドライバのソース コードを出力とする。対象とするOSとしてFreeBSDとし、デバイスの例として、 既存のネットワークデバイスを取り上げる。

提案するシステムを用いて、デバイスドライバを生成するための具体的な入力 と生成手法とについて述べる。生成したソースコードの動作確認を行ない、シ ステムの有効性を確認した。