TCPにおける統合的輻輳制御機構の提案

中谷 信大 (9751075)


近年のインターネットの急激な普及により,WWWを利用する人も増えてきた. それにともなってバックボーンのトラフィックにおけるWWWの占める割合も,急激に増加してきている.

現在のWWWのデータの転送において,トランスポート層ではTCPが使われている. しかし,WWWデータ転送とTCPとの間には相性の問題があり,それによる弊害が 起こっている. 本発表では現在のインターネットの背景と,TCPとWWWデータ転送との間の 相性の問題点について述べ,WWWデータ転送について行われた研究を紹介する.

さらに,コネクション間の不公平さを解消するための手法について提案し, その提案手法をシミュレーションした結果について報告する.