1. | 固定計算機数に比べて移動計算機数がはるかに大きいた め,プロトコルの計算量が移動計算機数に依存しないこと. |
2. | 移動計算機は固定計算機に比べて計算能力,通信能力の 点で劣っているため,移動計算機の負担する計算/通信の割合が固定計算機よ り小さくすること. |
3. | 移動計算機のハンドオフが頻繁に発生すると考えられる ため,ハンドオフへ対処する際の特別な処理ができるだけ少なくすること. |
本発表では,まず分散移動システムと一貫性のある全域チェックポイントを説 明する.さらに本研究で提案する全域チェックポイントプロトコルについて説 明する.提案する全域チェックポイントプロトコルは既存のプロトコルを改良 したものである.評価として,提案手法と既存のプロトコルに関してシミュレー ションにより各計算機の取るチェックポイント総数の比較についても報告する.