行った研究は大きく分けて テキストの修辞構造に対する2つの試みである。 第一に、現在ある程度一般的なテキスト修辞構造の理論であるとされている 修辞構造理論 (rhetorical structure theory以下(RST)) を参考にしたタグ付け体系を試作し、 人間がどのように修辞構造のタグ付けを 行うかその傾向を観察した実験を行った。 発表では、その実験に用いた修辞タグ付けエディタを紹介し、 実験に用いたタグ体系と実験結果を紹介する。
第二に、修辞タグ付け実験の結果をもとに、 テキストの言語情報を用いてテキストの修辞 関係における隣接関係を自動的に解析をする試みを紹介する。
最後に、 本研究では、70\%程度の正解率を達成する規則を獲得することができた。 そこで、今後どのように修辞タグ付け支援環境を構築して行くかを紹介する。