ソースプログラムへの付加情報を用いた可読性の向上に関する実験と評価

左右田 敦 (9751060)


本研究では、ソースプログラムの可読性に関する実験とその評価について述べる。 ソースプログラムの再読時における可読性が高いと、プログラムの 保守・訂正にかかる労力を軽減できる。 そこで、ソースプログラムに情報を付加することで再読時におけるプログラムの 理解を補助し、可読性を向上させる手法に関する研究を行なった。 付加する情報としては、コンパイル時に集めることが可能な情報のうち、主に識別子に 関する情報を用いた。 この情報を付加したソースプログラムについて、 変数の型、スコープ、代入位置、関数の定義位置の情報に着目した実験を行なった。 実験は紙上の試験をすることで行い、その有効性を示すことができた。