再構成可能部を持つJavaプロセッサの設計と実現
木田 裕之 (9751044)
組込システム向けの言語として、マルチプラットホーム、ネットワーク親和性、
安全性などの点で優れた性能を有するJavaが注目され、Javaのインターフェース
を内蔵するシステムの研究開発が進展しつつある。
そこで本研究では、組込みシステム向きのJavaプロセッサについて考察を
行ない、再構成可能部分を持つJavaプロセッサ(R-Java)の設計を行なった。
このプロセッサは
Javaのソースコードをコンパイルして生成されるバイトコードを直接実行する。
また、設計エラーなどへ対処するため、ある命令の解釈を変更して制御信号を出す
機能と、FPGAとリンクしてアプリケ
ーション向きの特殊なハードウエアを使用するためのI/Oポートを有している。
特定用途アプリケーションに特化した演算回路を再構成可能部分に
構成することにより処理スピードの高速化を可能にした。