仮想環境没入型モデラにおける幾何制約の付加手法の提案と実装

開 哲一 (9651091)


発表の手順

内容梗概

計算機上で3次元形状をデザインする際,3次元物体の位置や姿勢に対する制約 (幾何制約)を定義できることにより,ドアのようにある軸中心にしか回転しな い物体や,プロペラのように回り続ける物体などの多様な3次元形状をデザイ ンできる. しかしながら,従来3次元形状に対して幾何制約を定義するには,特殊な言語 や2次元のインタフェースを用いるため,操作が繁雑で分かりにくいという問 題があった. そこで本研究では,直感的な3次元形状生成手法として没入型モデラに着目 し,没入型モデラにおける,3次元形状に対する幾何制約の対話的な付加手法 を提案する.

本手法の特長としては次の3点が挙げられる. まず,幾何制約を,基準軸や可動範囲などの属性を表す形を持ったプリミティ ブ(幾何制約プリミティブ)として表すことで,その属性を直感的に把握 できる. また,幾何制約プリミティブの位置・姿勢や形状自身を操作することで,対話 的にその属性を変更できる. さらに,幾何制約の付加は,幾何制約プリミティブと仮想物体を組み合わせる 簡単な操作で実現されるので,複雑な操作の習熟を必要としない.

本発表では,提案手法について詳しく述べた後,その提案手法に基づき試作し た没入型モデラをビデオを用いて紹介し,試作システムを通して提案手法の有 効性を考察する.