全方位画像からの透視投影画像実時間生成システム
尾上 良雄 9651023
遠隔通信会議や監視システムなどにおいて,遠隔地の情景を広範囲に獲得する必要性が高まっている.遠隔地の情景を広範囲にわたって獲得するためには,回転台にとりつけたカメラを利用するのが一般的である.しかし,この方法では任意方向の画像を得るために実際にカメラを回転させなければならず,画像獲得までに時間遅延が生じてしまう.
本研究では,全方位視覚センサで得られた全方位画像から任意方向の平面透視投影画像を生成する手法を開発した.これにより,即座に遠隔地の任意方向の画像を得ることが可能になった.本研究ではこの手法を応用し,以下の2つの遠隔地画像提示システムを開発した.
- 任意方向注視型システム
マウスの位置や頭の向きを検出し,使用者の注視したい方向の画像を提示する.
- 移動物体注視型システム
背景差分により移動物体を検出し,その画像を提示する.
修士論文発表会では,まず最初に従来手法についてふれ本研究の意義を説明する.その後に本研究で作成した2つの遠隔地画像提示システムをビデオをまじえて説明する.最後にこれらのシステムの実行に要する時間を示し考察を行なう.