まず、古典的な連想記憶の解析を行なう。次に現時点までの Mutual Associative Memory の概念と進化に関する説明を行なう。さらに、 Mutual Associative Memory を用いた学習能力の進化のシミュレーション結果を説明する。
結論を以下に示す。 1)学習能力の進化は、生物が自分の生涯中に規則を自ら変化させるとき、または、 生物が互いに対称な相互作用を持つときに観察できる。 2)コミュニケーションの進化は、生物があらかじめ自らの言語(概念)を有する ときに観察できる。