開発期間を短縮するためにはサブシステム開発間にまたがる クリティカルパスが 短くなるようにスケジュ−リングを調整する必要がある.
具体的には,サブシステムの上流工程の作業の完了を待たずに下流工程の作業 を開始すること(作業の並行化) によって,開発期間の短縮化が図られるが, この方法は開発総工数の増加を 招くため, 開発期間と開発総工数のトレードオフを予測することが重要となる.
本研究では 作業の並行化を開発プロセスのクリティカルパスに適用し, そのときに開発期間と開発総工数に与える影響 を開発プロセスのシミュレーションモデルを用いて予測することで, スケジュ−リングを支援するシステムを提案する.