HyperOmni Visionを用いた全方位ステレオ視による3次元情報の獲得
茶園 篤 (9551065)
ロボットのナビゲーションや
遠隔地における操作支援などを行なう上で,
全方位の3次元環境を理解する必要性が高まってきている.
周囲の
3次元環境を理解するには,
全方位の
奥行き情報
ならびに
高さ情報といった3次元情報を
獲得する必要がある.
本発表では,
観測対象に何ら影響を与えず,
観測対象を制限することなく
全方位の3次元情報を同時に獲得する手法を提案する.
本研究では,
今後のリアルタイム処理への拡張性,
ならびに測定対象の制限を考慮して,
以下の方針で全方位の3次元情報を獲得する手法を提案する.
- 入力画像を得るために,全方位視覚センサHyperOmni Visionを用いる.
- 画像から3次元情報を獲得するために,両眼ステレオ視を適用する.
先ず,
HyperOmni Visionを用いることで,
全方位の情報を一度に取得できる.
よって,
将来のリアルタイム処理への拡張が望める.
次に,
両眼ステレオ視を適用することで,
観測対象に何ら影響を与えることなく,
測定対象を制限されずに,
画像のみから3次元情報を獲得できる.
本発表の構成は以下の通りである.
- 研究の背景ならびに目的
- 画像を取得するための全方位視覚センサHyperOmni Vision
- 全方位ステレオ視の提案
- 提案手法による実験結果
- 任意方向の両眼ステレオ画像表示への応用
- まとめならびに今後の課題
もう少し具体的なことは論文を読んで頂くか,
研究紹介のホームページを参照して頂ければ幸いです.