クライアント/サーバシステムにおける信頼性向上の一手法
小椋 則樹 (9551018)
分散処理環境においてはクライアント/サーバモデルがよく使われている。
このモデルでサーバの信頼性がシステム全体の信頼性を決める要素となる。
サーバの信頼性を上げる方法として、バックアップサーバを作る方法がある。
しかし、この方法では障害時のサーバの切替えに要する時間が大きく、時間的に制限のある応用に用いることができない。
そこで本研究では、サーバをプロセスレベルで複製(レプリカ)することにより、サーバの切替えに要する時間を短縮することを図る。
また、その処理手順の検証を厳密にするために、プロセス代数CSPで形式的に記述した。