本論文では、「読話」によるコミュニケーションで、どのような場合に そのコミュニケーションが成立しているのかを分析し、 それより必要な口形を抽出している。 また、画像生成のための手法として、滑らかな3次元形状を表現でき、画像の変化にも 柔軟に対応できるメタボール法を用いて、口唇画像を生成し、 変形について考察している。
通常、メタボール法を用いた場合には、画像の生成・表示に膨大な時間がかかることが 問題となる。そこで、画像の生成・表示時間の短縮のために、ソリッドモデルである メタボールの表面のデータだけを抽出し、三角形のポリゴンで近似して 表示することにする。これにより、計算量を削減でき、画面上に表示されるまでの 時間を短縮することが出来る。