「関数の近似問題」
コンパクト集合上で定義された正則関数や調和関数について、主に多項式近似の可能性を、また、そのときの、コンパクト集合や関数の条件を、関数環に対して直交測度を用いた方法で考察した。具体的には、Runge の定理、Walsh の定理を直交測度を用いた方法で示した。
さらに、コンパクト集合上の連続関数が、関数の多項式で近似されるための条件を示した、Mergeljan, Wermer, Minsker の3つの定理を拡張することを考察した。
牧 英一
(eiiti-m@is.aist-nara.ac.jp)