システム工学 II
Systems Engineering II


講義内容

  システムの最適設計のためには目的に応じたシステムモデリングおよび性能 評価を行うことが重要なポイントとなる。 本講では通信ネットワークシステム を入力(トラヒック)・単一ノード・複数ノードの3種類に分類し,それぞれ に対するモデリングおよび性能解析の方法を講述する。性能評価の具体例とし てATMネットワークを取り上げ,トラヒックモデリングにおける問題点,モデ ル化の手法,および解析方法についても紹介する。

  1. 通信ネットワークシステムのモデリング概論
  2. 通信トラヒック理論概論
  3. トラヒックモデリング
  4. ATMネットワークの性能解析
  
教科書

  なし(講義ノートにより行なう)

参考書

  1. J.H.Dshalalow (Ed.): Frontiers in Queueing, CRC Press, 1997.
  2. G.Kesidis: ATM Network Performance, Kluwer Academic Press, 1996.
  3. C.Partridge 著・西田竹志 監訳: ギガビットネットワーク, ソフトバンク,     1995.
  4. J.Roberts, U.Mocci and J.Virtamo (Eds.): Broadband Network Teletraffic,
   Springer-Verlag, 1996.
  5. J.Walrand and P.Varaiya: High-performance Communication Networks, Morgan
   Kaufmann, 1996.

前提とする知識(必ずしも先修条件ではない)
  確率分布と確率過程(数理科学概論)