学際領域特論 D(知的所有権)
Advanced Interdisciplinary Domain D
講義内容
発明や技術革新は、生活を便利にするとともに社会を豊かにするものである。
情報通信産業における事例などを通じ、商業的成否、企業の合従連衡、技術の標準化などの裏側で知的所有権がいかに機能しているかを考察し、産業の発展にとって知的所有権の保護が重要であることを論じる。
特に、科学技術創造立国を実現するために、我が国において「知的サイクル」の構築が必要であることを論じる。
また、高度に情報通信化が進展した現代社会において、例えばインターネットの利用などの際に、著作権等の知的所有権を侵害しないようにするための基 本的な考え方や注意点を解説する。
教科書
なし
参考書
1.通商産業省特許庁編:これからは日本も知的創造時代、通商産業調査会、
1997
2.吉藤幸朔著、熊谷健一補訂:特許法概説(第13版)、有斐閣、1998
3.田村善之著:著作権法概説、有斐閣、1998
4.山本庸幸:要説 不正競争防止法(第2版)、発明協会、1997
前提とする知識(必ずしも先修条件ではない)
なし