ゼミナール発表

7月14日(水) 4限


会場: L1

アドバイザ: 井上(美)先生
9851016 大西 規雄 システム制御・管理 norio-o
発表題目:入出力線形化不可能な非線形MIMO系の追従制御
発表概要:非線形システムの制御においては,まずシステムを線形化し,線形化されたシステムに対して線形制御理論を用いて制御系を設計することが一般的に行われる.線形化手法として,非線形性の強いシステムに対して有効な入出力線形化法があるが,この手法を行うにはシステムが任意の動作点において相対次数を持つことが必要である.本研究では,平衡点において相対次数が定義できない,すなわち入出力線形化ができない非線形MIMOシステムの追従制御法として,特異摂動法に基づく制御系設計法を提案する.提案する手法においては,対象システムを時間軸変換および座標変換を用いて特異摂動系に変換し,この特異摂動系の速い状態変数をフィードバック制御則によって安定化したあと,不変多様体条件およびエラーダイナミクスを満たすように不変多様体と遅い制御則を決定する.提案した手法を Ball and Plate System に適用して他の手法で得られる追従性能よりもよい結果を得た.
9851067 田端 宏充 システム制御・管理 hiromi-t
発表者:田端 宏充
発表題目:片葉仮説に基づいたサルVOR適応の学習シミュレーション
発表概要:生物の運動制御の学習過程における小脳の果たす役割は大きな注目を受けているテーマである。中でも、VOR(前庭動眼反射)は回路構造が単純で入力から出力まで一貫して理解されているシステムであるため、小脳の運動学習と関連して広く取り扱われてきたテーマである。しかし、このVORの適応現象が、脳内のシステムにおいてどのような学習により獲得されているのかという問題に関しては、いまだに議論を残している。現在のところ、そのVOR適応を最も良く説明することができる考えは、小脳の片葉におけるシナプスの可塑性が学習の素過程であるとする片葉仮説である。我々は、片葉仮説に従って眼球運動を再現できるモデルを提案している。今回はそのモデルを使って、脳内にあると考えられる適応の学習過程のメカニズムに従ったVOR適応のシミュレーションを紹介する。
9851081 新田 直也 計算機言語学 naoya-n
発表題目:ソフトウェア設計変更支援のための依存論理の提案
発表概要: ソフトウェアの設計変更に伴って発生する資源(ソースコードやデータなど)の 移行作業を支援することを目的として, 新しい論理体系(依存論理)を提案した. 本発表では, まず依存論理の定義とその性質の概要を述べる. また, 依存論理の適用例として, データベース設計変更問題を取り上げる. データベース設計変更問題とは,データベーススキーマの変更を行なう際に, 変更前のスキーマ上に蓄積されたデータを, 新しいスキーマ上に如何に移行す るかという問題である. 依存論理を用いてこの問題を形式的に定義し, その解決法について議論する.
9851098 増山 大輔 音情報処理 daisu-m
発表題目:<題目>
発表概要:<概要>
9851116 安居 亮 ソフトウェア基礎 ryo-y
発表題目:<題目>
発表概要:<概要>