ゼミナール発表


会場: L2

司会: 服部先生


会場: L3

司会: 中西(恒)先生

9951064 高林 哲 自然言語処理学 松本 裕治 satoru-t
発表題目:論文紹介: Error-tolerant Finite-state Recognition with Applications to Morphological Analysis and Spelling Correction
発表概要:Error-tolerant finite-state Recognition は有限状態 のグラフなどに対して曖昧検索を行う手法である。深さ優先でグラ フを探索し、ノードを辿る度に現在位置までの文字列と検索キーワー ドとの距離 (cut-off edit distance) を動的計画法マッチングで 計算し、それがある限度を越えたらその方向の探索を打ち切るとい う方法である。
9951065 多喜 由城 情報ネットワーク 山本 平一 yoshi-ta
発表題目:Signaling For Internet Telephony
発表概要:インターネットを利用した電話,あるいはテレビ会議のシステムは標準のサービスとして,提供されつつある.しかしながら,インターネットベースの電話サービスへの移り変わりもまた既存するPSTNよりも,より早く,より簡単な新しいサービスを作り出す機会も提供される.SIPは,会議やPOINT-TO-POINT CALLを含むインターネットシステムの組織間で作り出し,修正し,終わると言ったシグナリングプロトコルである.SIPはこれらのモードのコンビネーションと同じように,ユニキャストや,メッシュ,そしてマルチキャスト会議もサポートする.ここでは,SIPを説明し,どのようにしてこれらをベースにワイドな電話サービスを構築していくかを検証する.
9951067 武田 政宣 ロボティックス 小笠原 司 masano-t
発表題目:状態と行動を連続値で評価する強化学習へのアプローチ ─ Continuous Valued Q-learning の提案─
発表概要:一般的な強化学習では離散的に扱わなければならない状態と行動を線形近似によって連続値で評価する"Continuous Valued Q-learning"の提案とその問題点について考察する。
9951031 紙 弘和 ロボティックス 小笠原 司 hirok-ka
発表題目:ホーム/オフィスロボットのための移動ロボットナビゲーション
発表概要:ホーム/オフィス環境においては、ロボットは人間のように動き回り情報の獲得、蓄積、交換を行うことが必要になると考えます。本発表では移動ロボットのナビゲーション技術に注目し、関連研究の紹介と今後の課題について述べます。
9951069 立石 敏隆 像情報処理学 千原 國宏 toshi-ta
発表題目:Virtual reality for blind users(論文紹介)
発表概要:我々への3次元情報による恩恵が時を重ねる度に増え続ける中、 晴眼者のみならず、視覚障害者に対してもこの有効利用を可能にするにはどのような システムが必要であるのか、本論文ではその一手法について論議する。
9951070 田中 彩子 情報科学センター 湊 小太郎 ayako-ta
発表題目:Javaを用いた広域分散計算環境の構築に関するサーベイ
発表概要:近年,シュミレーションや暗号計算に代表される大量の計算要求を,ネットワーク上の遊休計算機群で分散実行する広域分散計算環境が提案,実装されている. これらのシステムでは計算を資源へ割り当てるスケジューリングや、計算オブジェクトの配布実行手法、さらに保有者が資源を提供するための動機付けなど考慮すべき点は多い. 本発表では、Javaを用いた分散計算環境の構築におけるシステム要求を考察し、各種システムの比較を行う。
9951071 谷口 雄一郎 知能情報処理学 植村 俊亮 yuichi-t
発表題目:TrIAs: Trainable Information Assistants for Cooperatie Problem Solving(論文紹介)
発表概要:ソフトウェアエージェントの能力は多くの場合タスクを遂行するのに 不十分である。本論文ではTrIAsによる人間とエージェントの協調による問題解 決の手法を提案する。WWWからの情報抽出のロバスト性の向上を可能にするHyQL と、タスクの失敗時の復旧を可能にするPrograming-by-demonstrationについて 述べる。
9951072 種本 満 ロボティックス 小笠原 司 mitsu-ta
発表題目:複数の自律移動ロボット間の協調による環境認識
発表概要:人が入れない場所、例えば瓦礫の中、床下、汚染の激しい場所など、それらの場所では人間に代わってロボットに作業させたい。ところがそのような場所では自律的に行動するのに十分な視覚情報を得ることが難しい。そこで冗長性のある視覚を得る方法として、複数のロボットを用いて環境認識を行ない、協調によって効果的に環境地図を統合する手法を提案する。
9951120 八田 成久 情報科学センター 湊 小太郎 shige-ya
発表題目:メロディによる楽曲データベース検索
発表概要:音楽データベースの検索法として書誌情報によるものと演奏内容によるものがある。本研究ではメロディを用いて音楽データベースを検索するシステムを構築することを目的とする。予備実験としてMIDIを用いたメロディ検索システムを構築した。この実験ではメロディの入力にキーボードを用い、検索にはDPマッチングを用いた。実験結果から、演奏内容の検索を効率よく行うにはインデクシングが重要でその単位としてフレーズを用いることが有効であると考えられる。
9951074 寺井 淳裕 ソフトウェア計画構成学 井上 克郎 atsuhi-t
発表題目:論文紹介 "A Survey of the Relevance of Computer Science and Software Engineering Education"
発表概要:本論文では、ソフトウェア開発者が大学でなにを学習し、それらが実際の開発においてどれくらい有用であったか、また、さらに学習する価値、必要があると考えているか、といったことがらがアンケート調査の結果としてまとめられている。よりよいソフトウェア工学教育カリキュラムの作成のために、このアンケート結果を評価の基準として利用することが提案されている。
9951075 寺沢 征彦 ソフトウェア基礎 横矢 直和 masahi-t
発表題目:Multiple-Center-of-Projection Images (論文紹介)
発表概要:シーンを再現する手法として "image-based rendering" がある。しかし、簡単なシーンでも十分に表現するには多数のサンプル画像が必要となり、データサイズが大きくなり処理が遅くなる。そこで本論文では、複数の視点から投影した一枚の連続的な画像を距離画像とともに同時に取得する手法を提案し、その利点について述べる。
9951076 寺田 雅一 システム制御・管理 西谷 紘一 masaka-t
発表題目:宇宙ロボットの姿勢制御
発表概要:非ホロノミック系である宇宙ロボットのモデルとして、2リンクマニピュレータの平面運動を考える。本発表ではこのシステムの状態方程式が角運動量保存則からとラグランンジュの方程式から求められることを述べ、非ホロノミックシステムの制御の困難な点を述べる。