ゼミナール発表


会場: L2

司会: 高田先生


会場: L3

司会: 堀山先生

9951025 小椋 敦子 自然言語処理学 松本 裕治 atsuko-o
発表題目:<題目> 談話行為の識別における韻律情報の役割に関する研究紹介
発表概要:<概要> 音声対話コーパスから談話行為を自動識別する方法は対話文を分析する上で重要である。しかし、その多くは文字情報によって識別されてきた。文字情報に加えて韻律情報を用いることによって自動識別システムを改善する手法を紹介する。自らの研究テーマに関連している点をこの先行研究から抽出して述べる。
9951026 尾辻 崇 言語設計学 渡邉 勝正 takas-ot
発表題目:ハードウェア/ソフトウェア協調設計における実数型変数のビット長最適化について
発表概要:HDL(Hardware Description Language)や再構成可能デバイスの登場により、ハードウェアの設計・実現が容易になった。これに伴い、ハードウェア向きの処理を専用回路化することでシステム全体の性能を最適化する、ハードウェア/ソフトウェア協調設計・協調動作に関する研究が行われている。システムの協調設計において、高級言語で記述されたアルゴリズムからHDLへの自動変換が非常に有効である。本発表では、C言語からHDLへ変換する際に面積と速度に大きな影響を持つ、実数型変数に割り当てるビット長の推定手法の検討について述べる。
9951027 貝野 彰彦 ロボティックス 小笠原 司 akihi-ka
発表題目:<題目> 初期すべりに着目した触覚ディスプレイ
発表概要:<概要> 遠隔操作や仮想空間での作業に臨場感を持たせるためには、視覚・聴覚・力覚に加え、触覚の提示も不可欠となる。本研究では、物体把持の際に重要になるすべり覚を提示対象とし、従来研究で実現されていない材質感の違いの提示を目的とする。発表ではサーベイ報告と接触面での力学的挙動(初期すべり)に注目した提示法を提案する。
9951029 桂 智之 マルチメディア統合システム 植村 俊亮 tomoyu-k
発表題目:論文紹介"Relevance Feedback Retrieval of Time Series Data"(SIGIR'99:22nd Annual International ACM SIGIR Conference)
発表概要:時系列データの類似性探索は人に多種多様な情報を提供してくれる。しかし、テキストデータのように試行錯誤的な探索や主観的な類似性を考慮出来ないことが問題として挙げられる。本論文紹介ではこの問題に対する提案として、"Relevance Feedback","Subjectivity of similarity"2つの手法を紹介する。
9951030 鎌田 久美 像情報処理学 千原 國宏 kumi-ka
発表題目:<題目> 論文紹介"Volume Measurement in Sequential Freehand 3-D Ultrasound"(16th International Conference,IPMI`99)
発表概要:<概要> 3次元超音波画像による体積測定は,これまでに研究されてきたが,処理時間やデータの解明という点において,多くの問題があった.この問題を解決するため,通常,3次元再構成において必要なボクセル空間を使用しないで体積測定を行う新しい手法を紹介する.
9951068 竹村 裕 ロボティックス 小笠原 司 hirosh-t
発表題目:<題目>四脚歩行ロボットの自律的な適応に基づく不整地歩行
発表概要:<概要>現在、様々な脚式歩行ロボットの研究が行われている。脚を用いた移動では、車輪形やクローラ形に比較してより優れた環境適応能力を持っている。しかしながら、この環境適応能力を発揮するためには、環境やロボットの状態に応じた脚の運び方(歩容)を決定しなければならない。今回、幾つかの歩容生成法を紹介し、比較検討を行う。
9951032 河合 裕文 ソフトウェア基礎 横矢 直和 hirofu-k
発表題目:論文紹介"Practical Volumetric Sculpting"(Implicit Surface '99)
発表概要: 3次元の曲面形状のモデリングに一般的に用いられている従来の3次元CADや3次元CGソフトウェアには、操作性や直感性、形状視認に問題がある。そこで、本論文ではImplicit Surfaceを利用した、Sculpture Metaphorによる形状の初期設計モデラを提案する。
9951033 河村 透 計算機アーキテクチャ 福田 晃 toru-ka
発表題目:<題目>動的再構成可能なハードウェアに関する最近の研究(論文紹介)
発表概要:<概要> 現在開発が進められているプログラマブルデバイスを用いた可変構造シミュレーションシステム、RiSPにおいて大規模シミュレーションに対応したシステムの構築が課題の一つに挙げられている.問題を解決する方法の一つとして、Reconfigurable Computingからのアプローチを考える.この事にちなんだ最近の論文について、その方法などを紹介すると供に、今後の課題等を述べる.
9951034 川村 俊也 音情報処理学 鹿野 清宏 toshi-ka
発表題目:残響下における音源位置推定と適応形ビームフォーミング
発表概要:駅や地下構内のような残響下では反射音などが多く,精度よく音声を認識することは難しい.このような環境で認識を向上させるために,マイクロホンアレーを用いた音源位置推定法および信号抽出法が現在も研究されている.今回はそれらの音源位置推定法と適応的に雑音方向に死角を作る適応形マイクロホンアレー信号処理について考え,今後の課題等について述べる.
9951035 北野 賢 ロボティックス 小笠原 司 masaru-k
発表題目:<題目>ロボットサッカーにおける協調行動への強化学習の適用
発表概要:<概要>ロボットサッカーにおいてマルチエージェント協調行動は必要不可欠である。そこでこの問題を解決するための手法として強化学習法を紹介し、それに関する論文紹介も併せて行い、今後の課題等を述べる。
9951037 國信 茂太 情報基礎学 関 浩之 shige-ku
発表題目:論文紹介"Complete, Safe Information Flow with Decentralized Labels" ( in 1998 IEEE Symposium on Security and Privacy )
発表概要: 分散環境におけるアクセス制御を、各変数や出力チャネルにラベル付けを 行なうことにより実現する方法が提案されている。 ラベルLが(o:r)を含むことは、オーナoがリーダrに「ラベルLのついた変数や出力チャ ネルにアクセスする」のを許可することを意味する。 また、ユーザ間の階層関係を利用し、ラベルの記述を簡潔に行なう方法も提案 されている。 ラベルL1をもつ変数などから ラベルL2 をもつ変数などにデータを移動しても セキュリティが保たれる条件(安全性)は、 「L1 が L2 を集合として包含する こと」であると定義できる。 与えられたプログラムが、上の意味で安全性を満たすかどうかを静的に判定す る方法を示す。
9951038 久保谷 寛行 知識工学 伊藤 実☆1 hiroy-ku
発表題目:多目的最適化問題におけるSimulated Annealing
発表概要:近年、多目的最適化問題を解くメタヒューリスティクスが提案されている。今回はその手法の一つとしての多目的simulated Annealingについて、論文"Pareto simulated annealing - a metaheuristic technique for multiple objective combinatiorial optimization"の紹介を軸に述べる。