ゼミナール発表


会場: L2

司会: 井上(美)先生


会場: L3

司会: 山澤先生

9951011 井上 洋思 像情報処理学 千原 國宏☆5 hirosh-i
発表題目:<題目>A Stereo Matching Algorithm with an Adaptive Window:Theory and Experiment
発表概要:<概要> 適応窓を用いた反復的ステレオマッチングアルゴリズム.このアルゴリズムは視差の見積もりの不確かさを最も小さくするように,各画素の対して最も適当と思われる窓を適用する.方法として,明度と視差の情報を両方使い,統計的性質を用いている.
9951012 井上 雅史 知識工学 伊藤 実☆1 masash-i
発表題目:"Parametric Hidden Markov Models for Gesture Recognition"
発表概要:従来のHMMを用いたジェスチャー認識では、時間的変動による認識性能の低下が問題であった。これを解決するためにパラメーターを導入した、PHMMについて紹介する。
9951013 井上 雅宣 情報基礎学 関 浩之 masano-i
発表題目:擬人化エージェントインタフェースにおける人間らしさ〜受付システムを例にして〜
発表概要:近年、コンピュータユーザ層の飛躍的な拡大、特に初心者ユーザの増加に伴って、人間にとってより自然な対話方式でコンピュータの操作を行えるインタフェースが求められてきている。そして、その解の一つとして擬人化エージェントインタフェースが提案され、研究されている。本発表では、擬人化エージェントインタフェースについて紹介し、その応用例として現在研究グループで開発中の受付システムを取り上げる。受付システムとは、オフィスなどで受付係に代わって来訪者の受付を行うシステムである。受付システムの擬人化エージェントが人間らしく振舞うために必要な機能を明確にするために、この受付システムの評価実験を計画している。この実験計画についても説明する。
9951015 岩田 洋一 情報ネットワーク 山本 平一 yoichi-i
発表題目:論文紹介 "Pequi: A PKIX Implementation for Secure Communication"
発表概要:インターネットのような分散システム環境において,相手の認証には第3者による複数の証明書が必要となる.しかし,どのように複数の証明書をユーザに提供し安全性を確保するか,という証明書パス問題に対して,いまだ標準が定められていない.本論文では,既存の手法を紹介し,「動的パス決定」と呼ばれる新手法の提案および実装を述べる.
9951016 上田 悦子 ロボティックス 小笠原 司 etsuko-u
発表題目:多視点動画像による手の形状推定
発表概要:産業界においては3次元CADシステムを用いた製品デザインが多く行われている。しかし、3次元形状の入力は非常に難しく、デザイナーにとってより簡単で、直感的に形状を入力できるインターフェースの開発が望まれている。そこで、実空間で手の動作を直接認識し、その動作をCAD空間上に構築したバーチャルハンドによって再現させることで形状入力を行うVirtual Cray Modeling Interfaceを実現する。実現のために最も基本となるコンピュータビジョンを用いた手指の形状推定についてのサーベイ報告と、本研究の概要説明を行う。
9951017 内田 眞司 ソフトウェア計画構成学 井上 克郎 shinji-u
発表題目:保守工程におけるバグ特定プロセスの分析
発表概要:保守工程におけるデバッグ作業を効率良く行う方法論や技法の確立が 求められている. 本研究では,デバッグ作業者のバグ特定プロセスのモデルを提案する. このモデルは、プログラムを構成するモジュールを, その中にバグが存在するとデバッグ作業者が仮定するか否かで3つの集合に分類し, 集合間でのモジュールの移動によってバグ特定プロセスが表現できる. 5名の被験者による実験により,このモデルに基づくデバッグ能力とデバッグ戦略の 分析を行った. その結果,バグ特定プロセスの共通点や作業者によるデバッグ戦略の違いを モデル上で確認することができた.
9951019 大須賀 圭人 情報ネットワーク 山本 平一 kadohi-o
発表題目:DHR方式の提案
発表概要:本研究は、分散WWWキャッシュシステムの一手法であるHR(Hash Routing)方式のアルゴリズムに 変更を加えることにより、故障に対して頑丈な仕組みのDHR(Duplication Hash Routing)方式を提案する。 従来のHR方式は、特定のハッシュ関数を用いて、様々なWWWオブジェクトに対するキャッシュサーバを 一意に決定する方法である。そのためキャッシュの使用効率は向上するが、プロキシサーバの故障に弱く、 外界との通信ができなくなってしまうこともある。この欠点を改善するために、DHR方式ではハッシュ関数を2つ持たせ、 わずかなオブジェクトの重複を許容するようにした。 今回の発表では、提案するDHR方式の設計およびシミュレーションによるその評価について述べる。
9951020 大友 敦 情報科学センター 湊 小太郎 atsush-o
発表題目:論文紹介"Compromised White Matter Tract Integrity in Schizophrenia Inferred From Diffusion Tensor Imaging"
発表概要:近年の研究で,精神分裂病患者の脳内白質は健常者に比べて性質的に変化していることが示されている.本論文は,脳内白質神経繊維束の結合性を測る新しい手法である拡散テンソル画像を用いて得られた情報から,精神分裂病患者・健常者間の比較検討を行なう.
9951021 大羽 成征 知識工学 伊藤 実 shige-o
発表題目:ベクトル量子化の種々手法の比較実験
発表概要:混合正規モデルに基づくベクトル量子化を課題として、勾配法、 バッチEMアルゴリズム、オンラインEMアルゴリズム、決定論的 アニーリング法、自然勾配法などの手法の比較検討を行なった ので、報告する。
9951022 大原 正満 ロボティックス 小笠原 司 masami-o
発表題目:<題目> 予測を用いた動的環境での協調行動生成
発表概要:<概要> 動的環境において、ロボットに行動探索を行わせる場合、状況認識、行動探索、行動実行にかかる時間が環境の変化に対して無視できない場合や、動いている物体の未来の状況を推定し、ロボットの行動に反映させた方が良い結果を得られる場合がある。  研究対象としているロボットサッカーにおいても、カラー画像より正確な状況認識を行うと画像処理にかかる時間から遅延が生じる。そして協調行動を実現させる場合にも、他のロボットの行動を予測する必要がある。 このように予測を行うことは、低レベルな行動をより細かく制御したり、協調行動を実現するために必要な要素である。本発表では予測を用いたロボットの行動生成の紹介を行う。
9951023 岡 充 知識工学 伊藤 実 mitsu-o
発表題目:Distributed Time Lagged Feedforward Networksの評価実験
発表概要:論文 ``Temporal Backpropagation: An Efficient Algorithm for Finite Impulse Response Neural Networks'' で紹介されたアルゴリズムを用いてローレンツアトラクタの学習実験を行い、その性能評価を行う。
9951024 岡本 隆資 ソフトウェア基礎 横矢 直和 takas-ok
発表題目:<題目>Three-Dimensional Scene Flow (論文発表)
発表概要:<概要>シーンフローとは、オプティカルフローが画像上の点の二次元的な速度場であるように、三次元的な速度場のことである。オプティカルフローはすべてシーンフローのイメージプレーンへの投影である。本論文ではオプティカルフローからシーンフローを計算するための概要を示す。