ここでは、アミューズメントの位置付けを再考し、それが人間 のコミュニケーション、特に従来のコミュニケーション技術が無 視してきた非論理コミュニケーションと深く関わっていることを 示す。また、非論理コミュニケーションがコミュニケーション技 術が今後取り扱うべき重要な課題であることを示すと共に、本来 のコミュニケーションの在り方を原点に戻って考えてみる。その 結果、アミューズメントの持つ特性が本来のコミュニケーション がめざすべき特質とよく合致していること、今後のコミュニケー ション技術の研究開発はアミューズメントも視野に入れた広い立 に立って進めるべきことを明らかにする。