ゼミナール講演

日時平成 11年 6月 30日(水)4限(15:00 -- 16:40)
場所L1
講演者 高木 直史
所属 名古屋大学 大学院 工学研究科 教授
講演題目 ハードウェアアルゴリズム
概要
システム・オン・チップの時代を迎え、種々の信号処理や画像処理、 グラフィクスなどの専用回路の研究・開発が盛んに行われている。 これらの専用回路には、種々の演算回路が含まれ、 その性能は回路全体の性能に大きく影響する。 専用回路や演算回路を開発する場合、 性能の向上やチップ面積の削減などのさまざまな設計目標があり、 目標に合った優れた回路を開発するためには、まず論理設計以前の段階で、 目標を達成できるよい計算手順を見つけ出すことが重要になる。 このような、計算手順を「ハードウェアアルゴリズム」と呼ぶ。 ハードウェアアルゴリズムの設計は、 専用回路や演算回路の開発の成功の鍵を握っているといえる。 本講義では、最も基本的な算術演算である加算と乗算を例に、 種々のハードウェアアルゴリズムを紹介し、 それらの中で用いられているハードウェアアルゴリズムの設計手法について述べる。

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平成11年度ゼミナール担当:楫 勇一, 武田 英明, 関 浩之