Internal Project Practice
(B1) プログラミング演習
- 担当者(講座名):
《入門コース》 最所圭三, 井上美智子, 陸金林(全体)
《応用コース》 岩佐英彦, 黒岡武俊, 中西隆一(全体)
- 概要:
プログラミングを習得するための(演習を中心とした)実習である.
プログラミングの基本的な概念を理解するための「入門コース」と,応用分野での実際
的なプログラミングを理解するための「応用コース」からなる.
なお,入門コースと応用コースの両方を受講してもよい.
《入門コース》C言語によるプログラミングの入門となる講義と演習.
プログラミングの経験や知識のほとんどない学生が対象.
教科書を用いた講義と演習がほぼ同じ時間数で実施される.
また,適宜,レポート課題が課される.
《応用コース》プログラミングの基礎となる演習.
プログラミングの経験や知識はあるが十分でない学生が対象.
学生は各自,個人常用ワークステーション上でプログラミングを行いレポートを提出する.
- 受け入れる人数:《入門コース》30人、《応用コース》30人
- 実施日程の概要:
- 入門コース:第I期~第II期前半(週2時間)
- 応用コース:第II期~夏休み
- 使用する装置, ソフトウェアなど:
- 個人常用ワークステーション
- 演習室ワークステーション(入門コースのみ)
- 教科書, 参考書:(入門コースのみ)
L. Hancock, M. Krieger and S. Zamir著,倉骨彰,三浦明美 共訳: C言語
入門,改訂第3版,アスキー出版社,1992. ISBN 4-7561-0270-0
- その他の特記事項:
《入門コース》単位認定は, 出席状況,レポート,期末試験等に基づいて行う.
但し,応用コー スも合わせて受講した場合には,主に,入門コースの期末試験と応用コースのレポートに基づいて行う.
実施場所:講義室L2,及び,演習室B208
《応用コース》単位認定は主にレポートに基づいて行う.
(B2) ユーザレベルスレッドライブラリを用いたマルチスレッドプログラミング
- 担当者(講座名):最所圭三 (計算機アーキテクチャ)
- 概要:ユーザレベルスレッドライブラリを用いた並列プログラミングを行なうX-Window を用いた並列プログラムの視覚化を行なう
- 受け入れる人数: 10人まで
- 実施日程の概要: 第 III ~ IV 期
- 並列プログラミングの概念およびスレッドを用いたプログラミングの講義
- 使用するスレッドライブラリの説明
- X-Window 上での簡単なプログラミングの講義
- ユーザレベルスレッドライブラリを用いた並列プログラムの作成
- 使用する主な装置, ソフトウェアなど:
- 計算機アーキテクチャ講座内のPC (UNIX環境)
- ユーザレベルスレッドライブラリ
- 教科書, 参考書:特になし (資料を配布)
(B3) Javaプログラミング演習
- 担当者(講座名):島和之(ソフトウェア計画構成学講座)
- 概要:オブジェクト指向ソフトウェア開発技法の習得を目的として,デザインパターンを用いた設計と Java 言語によるプログラミングの演習を行う.
- 受け入れる人数: 10人程度
- 実施日程の概要: 第 III ~ IV 期
- 使用する主な装置, ソフトウェアなど:
- 装置: 個人常用ワークステーション
- ソフトウェア: JDK
- 教科書, 参考書:
- 戸松豊和: JAVAプログラミングデザイン, SOFTBANK BOOKS (1997).
- 青柳達也: Java APIプログラミングガイド, 工学図書 (1996).
- その他の特記事項:
本演習で作成するプログラムは小規模ではあるが,プログラミング未経験者にとっては難度が高い.
プログラミング未経験者は,第 I 期 ~ 第 II 期に行なわれる「プログラミング演習」を受講しておくことが望ましい.
(B4-1) ゲノム情報の可視化
(B4-2) ゲノム情報データベースのWWWからの検索システムの開発
- 担当者(講座名):森浩禎(遺伝子教育研究センター、生体情報学)
- 概要:生物学における大量情報(ゲノム情報)を如何に基礎及び応用生物学、医学等に役立つような形にするかを、実際の研究現場におけるニーズを把握しながら検討し、WWWを通じて情報発信を行う。
- 受け入れる人数: 各テーマ 2~3人
- 実施日程の概要: (時間割にこだわらず, 年間60時間(30コマ))
- 使用する主な装置, ソフトウェアなど:UNIX ワークステーション、PERL、
Java、リレーショナルデータベース
- 教科書, 参考書:特になし。
(B5) 3D-CG&VRMLプログラミング
- 担当者(講座名):眞鍋佳嗣, 黒田知宏(像情報処理学講座)
- 概要:三次元コンピュータグラフィクスの概説(物体モデリングとレンダリング)とVRMLプログラミング言語による映像作成の演習
- 受け入れる人数: 5人
- 実施日程の概要:特に実施日程はない。夏季休業中を中心とし適宜開講
- 使用する主な装置, ソフトウェアなど:研究科内のSGI製マシン、Cosmo Player
- 教科書, 参考書:
- 中嶋正之, 3次元CG, オーム社
- 中山茂, Netscape VRML入門,日刊工業新聞社(変更の可能性有り)
(B6) XMLデータベースの開発
- 担当者(講座名):吉川正俊(マルチメディア統合システム)
- 概要:オブジェクト関係データベースシステムを利用してXML(eXtensible
Markup Language)データベースを開発する.
- 受け入れる人数: 2人
- 実施日程の概要:個別相談の上決定.主として夏季休暇中を予定.
- 使用する主な装置, ソフトウェアなど:Unixワークステーション,オブジェクト関係データベースシステム
- 教科書, 参考書:XML/SGMLサロン著 「標準XML完全解説」技術評論社,1998年
- その他の特記事項:「データ工学I」を履修していることが望ましい.
(B7) プラズマディスレイ掲示板
- 担当者(講座名):植村俊亮(マルチメディア統合システム)
- 概要:研究科玄関に使用するために、50インチプラズマディスプレイを2枚つないが電子掲示板が納入されている。
パソコンを接続して、遠隔掲示する予定である。
これを利用するソフトウェアを開発する。
- 受け入れる人数: 2人
- 実施日程の概要:1学期のなるべく早い時期。
- 使用する主な装置, ソフトウェアなど:Dell、Windows、ほか。
- 教科書, 参考書:特になし。
(B8) EDA ツールを用いた LSI の設計と実現
- 担当者(講座名):木村晋二、堀山貴史(言語設計学講座)
- 概要:EDA (Electronic Design Automation) Tool を用いた LSI の設計手法と実現手法について、実際の LSI の設計を通じて学習します。
VHDL というハードウェア記述言語を用いた簡単な順序回路の設計、パイプラインプロセッサの設計、応用指向 LSI の設計のように段階を追って設計手法を習得し、初心者でも履修可能なコースにしています。
設計した回路は、FPGA での実現や VDEC (VLSI Design Education Center in Univ. of Tokyo) の LSI 試作プロジェクトでの実現を考えています。
- 受け入れる人数: 8人
- 実施日程の概要:(時間割にこだわらず, 年間60時間(30コマ))
- 1 - 2 : 実験設備および使用する EDA ツールに関する説明
- 3 - 4 : ハードウェア記述言語 VHDL を用いた設計手法と FPGA 実現に関する説明
- 5 - 10 : 簡単な回路を例にした論理回路の設計と実現
- 10 - 20 : パイプラインプロセッサの設計と実現
- 20 - 30 : 応用指向 LSI の設計と評価
- 使用する主な装置, ソフトウェアなど:論理 CAD 設備、可変構造情報システム実験設備, 先端 CAD 設備 :
- Sun Ultra Station, Sun SPARCstation,
- Synopsis Design Compiler 論理合成システム (VDEC),
- Avant! LSI レイアウトシステム (VDEC),
- Cadence LSI レイアウトシステム (VDEC),
- Mentor 基板設計システム (一部 Mentor University Program による),
- Altera Max+Plus II FPGA システム (一部 Altera University Program による)
- 教科書, 参考書:適宜資料を配布。
(B9) 誤り訂正符号の復号プログラムの試作と評価
- 担当者(講座名):藤原融(情報基礎学講座), 楫勇一(計算機言語学講座), 嵩忠雄(広島市立大)
- 概要:誤り訂正符号の訂正能力について, 理論的・実験的双方から検証を行う.
具体的には, 計算機プログラムにより符号の重み分布を求め, 重み分布から2元対称通信路における誤復号確率の理論値を導出する.
次に, 計算機模擬によって実際の誤復号確率を測定し, 理論値との比較を行う.
- 受け入れる人数: 2人
- 実施日程の概要:II 期から III 期にかけて行う.
- 使用する主な装置, ソフトウェアなど:個人常用ワークステーションにて, Cコンパイラを使用する.
- 教科書, 参考書:とくに指定しないが, 情報理論に関する一般的な教科書
に目を通しておくことが望ましい.
- その他の特記事項:誤り訂正符号に関する基礎的な知識を有すること, 簡単なCプログラムが作成できることを受講の条件とする.
(B10) 音声インタフェースの研究
- 担当者(講座名): 鹿野清宏,中村哲,陸金林(音情報処理学講座)
- 概要:
(1)ディクテーションソフトウエアを利用した音声入力システムの作成。
(2)声質変換ツールを利用した音声変換サーバの構築
その他、学生の希望にテーマを合わせます。
- 受け入れる人数: 2人
- 実施日程の概要:(時間割にこだわらず, 年間60時間(30コマ))
- 使用する主な装置, ソフトウェアなど:
- 教科書, 参考書:
(B11) 移動ロボットプラットフォームの構築
- 担当者(講座名): 小笠原司、中村 恭之(ロボティックス講座)
- 概要:小型移動ロボットの製作、動作プログラミングを通して、移動ロボットシステムのアーキテクチャに関して学習する。
- 受け入れる人数: 4人
- 実施日程の概要:6月以降(個別に相談の上開始します)
- 使用する主な装置, ソフトウェアなど:マイクロマウス型小型移動ロボットなど
- 教科書, 参考書:
(B12) smalltalk プログラミング演習
- 担当者(講座名): 中小路久美代(認知科学客員講座)
- 概要:VisualWorks Smalltalk プログラミングを通して、オブジェクト指向による設計技術およびプログラミング技術を習得することを目的とする。
- 受け入れる人数: 4人
- 実施日程の概要:7月~11月 (日程の詳細は、履修者の予定により決定する。)
- 使用する主な装置, ソフトウェアなど:
- 装置: PCまたはMacintosh
- ソフトウェア: Smalltalk (VisualWorks)
- 教科書, 参考書:
- Simon Lewis: "The Art and Science of Smalltalk", Prentice Hall, 1995.
- 青木 淳:「オブジェクト指向システム分析設計入門」、ソフト・リサーチ・センター、1993.
- その他の特記事項:本実習に関する質問は中小路(B412; kumiyo@is.aist-nara.ac.jp)まで
(B13) コンピュータネットワークの基礎と実習
- 担当者(講座名): 砂原秀樹(情報科学センター)、新麗(附属図書館)
- 概要:
University of Wisconsin の Lawrence H. Landweber教授の講義をNAISTで受講し課題を提出する。
授業の内容はコンピュータネットワークの基礎で、プロトコルの概念、標準化、ネットワーク/プロトコルアーキテクチャ等の講義を受けネットワークプログラミング実習を行う。
以下、ウィスコンシン大学の授業案内からの抜粋。
Architecture and components of computer communications networks; protocol concepts and standards; OSI Reference Model; network/protocol architecture examples: Internet, ISO/CCITT, SNA, DECNET, public data networks; local area networks-gateways, internetworking, transport and application protocols.
- 受け入れる人数: 20人程度
- 実施日程の概要:9月8日~12月15日、木曜日1,2限、月に1度中継による授業
- 使用する主な装置, ソフトウェアなど:C, C++
- 教科書, 参考書:http://www.cs.wisc.edu/~lhl/cs740/
- その他の特記事項:
Lawrence H. Landweber教授: ウィスコンシン大学計算機科学科教授。
ビントン・サーフ氏らとともにインターネットの創世記よりその開発に携わり、現在、次世代のインターネットを構築する「インターネット2プロジェクト」においても中心的役割を果たしている。本年度で退官されるため、最終講義を日本でも受講できるようにしていただいたものである。
講義は英語で行われる。実習、レポートは日本語でも可。
(B14) 生駒ベンチャーワークショップ
- 担当者(講座名): 伊藤実(知識工学講座)
- 概要:
実際に起業を行うにあたって必要な心と実務的知識が習得できるようなカリキュラムを組むとともに,参加者自らが仮想企業を創立して経営を模擬体験してみるといった内容も組み合わせます.
- 受け入れる人数: 特に指定しない
- 実施日程の概要:
- コースは,平成11年9月-平成12年1月の間,原則として月2-3回の講義または実習を行います.
- 開講は,18時以降で1回約2時間を考えていますが一部土曜日を利用します.
- 使用する主な装置, ソフトウェアなど:
- 教科書, 参考書:
- その他の特記事項:
先端科学技術研究調査センターの主催で、実習もそこで行ないます