ゼミナール発表

10月21日(水) 3限



会場: L1 担当: 横矢研

出席等の調査担当教官: 岩佐英彦(iwasa)
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751057 杉本 浩史 鹿野 清宏 横矢 直和 中村哲
発表者:杉本 浩史
発表題目:唇画像を用いた音声認識における音声・画像情報の重みの推定
概要:人間同士、また人間とコンピュータとの対話において 雑音のある環境下では音声情報のみによる音声認識が困難である。 このような場合には、音声情報だけでなく、発話時の唇画像情報を 用いることにより認識率を改善出来る。本研究では、 音声情報と画像情報の統合時の重みを最尤推定により最適に 決定する方法について提案する。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751049 定政 憲司 千原 國宏 横矢 直和 佐藤宏介
発表者:定政 憲司
発表題目:影と光沢感が表現可能なイメージベースドレンダリング
概要:近年,複雑な三次元物体や環境を表現するために実画像を用いる, イメージベースレンダリング(Image-Based Rendering,IBR) と呼ばれる手法が提案されている.IBRにおいて, VR環境における照明等の光の情報は重要である. そこで,本研究ではIBRによるVR空間構築のために, 影と光沢感を持った物体の表現手法について提案する.
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751032 片山 顕正 西田 豊明 横矢 直和 武田英明
発表者:片山 顕正
発表題目:人とのコミュニケーションによって環境を把握するロボットの実現
概要: ロボットと人間の関係を一歩近づけるために 「対話によるコミュニケーション」が挙げられる。
本研究では、 ロボットが人との対話から自らの知識を更新させることで、 人によって絶えず変化する環境情報を把握し、 自律的に行動生成するための手法の提案・実装を行う。
具体的には OCRとカメラを同期させた環境の把握、 対話による知識の更新を行う。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751030 風間 直子 千原 國宏 横矢 直和 佐藤宏介
発表者:風間 直子
発表題目:CGのための透明物体の光学特性の測定およびその表現方法
概要:近年,VR技術やCG技術などの研究がさかんに行われており,様々な物体をCGでリアルに表現することが可能になってきた.従来,透明物体を表現する方法にはレイトレーシングという手法がよく用いられている.従来の方法では,オブジェクトをリアルに表現することには非常に優れているが,環境に存在する物体の光学特性などは既知の値を利用しているので,身の回りにあるオブジェクトを表現したい際には,そのオブジェクトの光学特性や材質などを調べなければならないので非常に手間がかかる.本研究では,身の回りにあるオブジェクトをCGで表現するために,CGのために屈折パラメータを導入し,形状情報,実画像から必要なパラメータを簡易に決定する手法を提案する.

会場: L2 担当: 鳥居研

出席等の調査担当教官: 島 和之 (shima)
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751098 松浦 文崇 鳥居 宏次 松本 裕治 中小路久美代
発表者:松浦文崇
発表題目:計算機上におけるコミュニケーションの履歴表示法に関する研究
概要:計算機上で行われたコミュニケーションの履歴を用いることによって,既に議論された内容を振り返ったりそれまでの話の流れを新たな参加者が理解したりすることができる.本研究では,電子メイルにおけるコミュニケーションの履歴をよりわかりやすく表示する方法について提案し,過去のメールから内容項目を抽出し異なるメールの内容項目間の対応関係を表示させるプログラムを紹介する.メイルの内容項目の抽出にはメイルの表現形態のデファクト基準となっている改行や引用マークを利用し,対応関係のマッピングには表計算ソフトを利用する.
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751042 北口 修一 福田 晃 鳥居 宏次 最所圭三
発表者:北口 修一
発表題目:並列性と移植性を持ったユーザレベルスレッドライブラリ PPL の開発
概要:今回、ユーザレベルスレッドライブラリ PPL(Parallel Pthread Library) のスケジューラを大幅に拡張することになった。また他 OS への移植に際して大部分のモジュールを再設計したこともあり、全て実装し直した。その際における、並列性や移植性を確保する方法について述べる。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751020 大塚 豊 鳥居 宏次 小山 正樹 中小路久美代
発表者:大塚 豊
発表題目:クラス図を用いた設計過程の特徴抽出に関する研究
概要:ソフトウェア開発の設計過程の進捗をモデル化することにより、コーディングへの移行に要する工数見積りなどより効率的にプロジェクト管理が行えるようになる。モデル化のためには、まず設計過程にどのような特徴があるのかなどを実験的に調査する必要がある。本発表では、被験者によるクラス図を用いた設計過程の実験およびその考察結果について述べる。

会場: L3 担当: 福田研

出席等の調査担当教官: 中西恒夫 (tun)
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751025 小川 修 渡邊 勝正 福田 晃 木村晋二
発表者:小川 修
発表題目:ハードウェア/ソフトウェア協調設計のためのコンパイラのハードウェア生成における最適化
概要: 近年、ハードウェアとソフトウェアのトレードオフを考慮しながら設計を行なう ハードウェア/ソフトウェア協調設計に関する研究が行なわれている。本研究では、 C言語を入力として、ハードウェアとソフトウェアを協調して設計するためのコン パイラを開発している。今回は、中間発表として、コンパイラの概要と、ハードウェア 生成における最適化(変数ビット幅の推定など)とその実験結果を示す。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751015 浮穴 学慈 藤原 秀雄 福田 晃 増澤利光
発表者:浮穴学慈
発表題目:自己安定 k-相互排除アルゴリズム
概要:自己安定アルゴリズムとは,分散システムにおいて,どのような初期 状況から実行を開始しても,いずれ解を求めて安定する分散アルゴリズムで ある.従って,自己安定アルゴリズムは,分散システム中のプロセスのあら ゆる種類のあらゆる数の一時故障に対する故障耐性を持つ. 本研究では,占有的に使用される k個の共有資源に対するアクセスの競合を 解消するk-相互排除問題に対し,自己安定アルゴリズムの設計を行う.
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751011 伊藤 直史 尾家 祐二 福田 晃 山口英
発表者:伊藤直史
発表題目:セキュリティインシデントの統計・解析
概要: インターネットの増大により、さまざまなセキュリティツールが 使われるようになってきた。しかし、それはインシデントが発行さ れてからそれに対する防御を構えるといった「いたちごっこ」的な 状態が長く続いている。アドホック的な対応とともに、さらにそれ らを分類し、分析することが求められるようになってきた。
これまでは、日本におけるセキュリティインシデントに関する報 告というものはその性質上明らかにされないことが多く、2次情報 としても取得できないことが非常に多い。JPCERT/CC に届けられる インターネットセキュリティインシデントメールの分類・解析を通 して日本特有の動向や性質を知る。

会場: S1・S2 担当: 高橋研

出席等の調査担当教官: 笠原正治 (kasahara)
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751031 片桐 憲一 高橋 豊 東倉 洋 銅谷賢治
発表者:片桐 憲一
発表題目:複数のモデルを用いた強化学習による非線形制御方式
概要:目標とすべき入出力関係が未知である場合に、試行錯誤的に学習する方式として強化学習が理論化されています。しかし強化学習においては、環境に強い非線形性、非定常性があると対処出来ない等の問題がある。そこで本研究では、非線形性、非定常性を持つ環境のもとで、その様々な状態や動作モードに最適な制御則を学習し、それらを適応的に切り替え、組み合わせる強化学習方式を提案する。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751121 張 舒 尾家 祐二 高橋 豊 山口英
発表者:張舒
発表題目:日本国内の IX における BGP4 に関する調査
概要:現在インターネットが直面している大きな問題の一つに、経路の不安定 性があげられる。本研究は日本国内の IX において、BGP4 の各種の Update メッ セージの統計をとることで、日本国内のインターネットの経路の不安定性およ びその原因について検証する。さらに、BGP4 のトランスポートプロトコルと して TCP が適切かどうかについても調べる。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751123 MARSUDI BUDI UTOMO 西谷 紘 高橋 豊 山下裕
発表者:<マルスディ ブディ ウトモ>
発表題目:<入出力線形化による蒸留塔の制御>
概要:<蒸留塔は沸点の差によって物質を分離する装置であり、化学プラントにおいて 重要な役割を担う。通常の蒸留塔は線形制御(PID コントローラー)によって 制御されているが、扱う物質によっては非線形性が強くなるので単純なPID コントローラーでは制御が困難になる。そこで本研究では蒸留塔への非線形制御 の適用を試みる。まず初めに、蒸留塔の簡易モデルに対して非線形制御の一手法 である入出力線形化法を適用し、その際に生じる問題点を検討したので、 この結果を報告する。>