ゼミナール発表

10月19日(月) 4限



会場: L1 担当: 横矢研

出席等の調査担当教官: 岩佐英彦(iwasa)
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751099 松橋 英幸 千原 國宏 横矢 直和 佐藤宏介
発表者:松橋英幸
発表題目:光波測定器を用いた考古遺跡のVRML化
概要:近年、情報公開の必要性が高まり、考古学調査主体も発掘情報を公開しなくてはならなくなった。そこで、従来の写真や実測図による手法ではなく、任意の視点から観察することができるVRMLで考古遺跡を表現する研究を行っている。写真測量によってVRML化の実験を行ったのであるが、その結果を踏まえて今回新たに光波測定器から直接3次元情報を取得してVRML化を行うシステムを紹介する。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751091 藤井 弘和 小笠原 司 横矢 直和 今井正和
発表者:藤井 弘和
発表題目:全方位画像情報に基づく非ホロノミック移動ロボットの誘導
概要:非ホロノミック移動ロボットが実環境を移動する場合は、障害物のため、制御パラメータに依存する切り返しが不可能な状況がある。そこで、本発表では、全方位画像中から実行可能な切り返し位置を見つけ誘導する方法を述べる。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751085 野田 真一 千原 國宏 横矢 直和 佐藤宏介
発表者:野田真一
発表題目:実時間形状計測による実像・CG像間で相互隠蔽可能な光学シースルー複合現実感
概要:複合現実感とはCG像と実写像を融合させる技術である.その中でCG像と光学的に見て いる実像を融合させる技術にオプティカル(光学)シースルー方式とビデオシースルー 方式が存在する.この中で、オプティカルシースルー方式による複合現実感においては 実像・CG像間における隠蔽関係の表現は実現されていなかった.そこで本発表ではリア ルタイム形状計測を行い実像の三次元位置を明らかにすることにより実像・CG像間にお ける隠蔽関係の表現を有したオプティカルシースルー複合現実感を実現する.
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751071 内藤 淳 尾家 祐二 横矢 直和 山口英
発表者:内藤 淳
発表題目:汎用パケット解析ツールの設計とそれを用いた PMTUD 解析
概要:TCP/IP のさまざまな実装がネットワーク上で使われるようになり、その 解析ツールもさまざまなものが作成されている。しかしそのほとんどが解析目 的に特化した実装をされており、他の目的への再利用あるいは他のツールとの 連係が困難となっている。本研究では、パケット解析を統合的にあつかえる枠 組の提案・実装をする。そしてその上で、今後重要となってくる Path MTU Discovery の動作検証ツールを作成し検証を行う。

会場: L2 担当: 植村研

出席等の調査担当教官: 石川佳治 (ishikawa)
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751103 水野 克宏 伊藤 実 植村 俊亮 石井信
発表者:水野克宏
発表題目:FDSへの適用を目的としたRBACモデルの拡張
概要:近年,企業内の各部門(ローカルサイト)が自律的に管理するデータリソースを,企業全体で統合的に利用しようとするFDS(Federated Database System)構築の必要性が高まっている.RBAC(Role-Based Access Control)は,企業のセキュリティポリシーの実現と管理の容易さの点で他のアクセス制御モデルに対して優位性を持つが,FDSに適用するにはいくつかの問題点がある.本研究では,ARBAC97モデルをベースとして,DAC(Discretionary Access Control)への対応と,ローカルサイトから抽出したデータのアクセス制御の2点でモデルを拡張する.
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751090 福原 知宏 西田 豊明 植村 俊亮 今井正和
発表者:福原 知宏
発表題目:複数テキストの自動要約
概要:共通する話題を含む複数テキストの要約手法について述べる。 従来の要約手法の多くは個別のテキストを対象としており、互いに共通する 話題を含む複数テキストには対応できない。本研究では、テキスト間に共通する 話題を文として抽出、文脈として構築する要約手法について述べる。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751065 竹内 和広 松本 裕治 植村 俊亮 伝康晴
発表者:竹内和広
発表題目:知的テキスト処理のための修辞タグ付けデータ作成支援について。
概要: 近年の電子化テキストの急激な増加にともない、計算機を利用したテキスト の自動要約などの知的なテキスト処理技術に対する期待は高い。 これらの知的なテキスト処理技術を可能にするためには、テキストの読者が テキストをどのように読み、理解しているかを客観的に測定することが求め られ、日本語におけるそのような基礎データをまとまった量で蓄積すること が必要となっている。 本研究は以上のような基礎データ一つとして考えられる、文と文とのかかり 受け関係である修辞構造情報を人間によって効率的にテキストに付与し、蓄積 することを課題としている。今回は、その研究の中間発表として、試作した簡 単な修辞タグスキームにより2人の被験者に対して心理実験を行った結果を分析 し、修辞構造タグ付けデータを効率的に作成・蓄積する環境についてどのよう な要件が必要であるか検討した。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751064 瀧 隆太 西田 豊明 植村 俊亮 武田英明
発表者:瀧 隆太
発表題目:ペン入力を用いた自己組織化するインターフェース
概要:従来のユーザーインターフェースに関する研究は、人にとって絶対的に最適なインターフェースが存在するという信念のもとに、それを究明するというアプローチを取って来たといえる。それに対し本研究では、ユーザーとシステムとのやりとりの中から自己組織化的に構築されるインターフェースの実現を目指す。 現在研究室で進められている連想記憶システム「CoMeMo」をテストベッドに、入力デバイスにペンを用い、ゼスチャーを自己組織化的に認識、学習するインターフェースの実装、および評価を試みる。

会場: L3 担当: 鹿野研

出席等の調査担当教官: 陸 金林 (lu)
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751082 二宮 基行 高橋 豊 鹿野 清宏 石田好輝
発表者:二宮 基行
発表題目:ケーブルテレビの光/同軸ハイブリッド網構築に関する研究
概要:ケーブルテレビ放送は多チャンネル時代の先駆けとして、今日でも数多くの会社がサービスを提供している。 しかし、衛星放送などの他のメディアの発達により、それらとの差別化も今求められている。
そこで、インターネットなどの新たなサービスが考えられているが、そのためには今の同軸ケーブルのみを使ったネットワークから、光ファイバを交えたネットワークを構築する必要がある。
本研究では、最適な光/同軸ハイブリッド網の構築を、モデル化により解く方法をを提案する。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751005 雨森 賢一 伊藤 実 鹿野 清宏 石井信
発表者:雨森 賢一
発表題目:ニューラルネットワークによるスパイク列の自己組織化学習
概要:ニューラルネットワークの構造形成によって時間空間的にコードされたスパイク列情報を学習するモデルを提案する。ネットワーク中の各々のニューロンが高い時間分解能を持つと仮定し、発火時間間隔よりも遥かに短い時間のずれからなる時系列情報の教師なし学習を行った。その結果、ネットワーク全体でそのような微細な時間間隔でコードされた情報の記憶と想起が行えることが分かった。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751120 張 宏斌 植村 俊亮 鹿野 清宏 吉川正俊
発表者:張宏斌
発表題目:映像データベースの音声の索引づけにおける半自動化手法についての研究
概要: 映像データベースの構築の際,音声や画像の索引づけは重要なステップの一つである. 従来,このような索引づけは手作業に頼る場合が多かったが,近年の音声認識の技術 の発展によって,映像データベースの音声の索引づけに応用されつつある.本研究で は,GMM(Gaussian Mixture Model)を用いた話者認識を利用し,音声の索引づけの半 自動化について述べる.

会場: S1・S2 担当: 関研

出席等の調査担当教官: 高田喜朗 (y-takata)
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751111 山根 洋平 松本 裕治 関 浩之 伝康晴
発表者:山根洋平
発表題目:決定木による参照関係の同定
概要:本研究はテキスト中にあらわれる固有名詞の同一性や、代名詞の参照関係のような参照関係の解析を目的とする。解析は参照関係の情報が付与されたテキストより決定木学習により行う。予備実験の結果と今後の方針について述べる。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751066 田中 大介 藤原 融 関 浩之 楫勇一
発表者:田中大介
発表題目:MAP復号法に対する再帰的アルゴリズム
概要:MAP復号法を実現するBCJRアルゴリズムの計算量を削減するにあたり, 誤り訂正能力を犠牲にしても処理速度の早さを優先するというアプローチがある. 本研究では誤り訂正能力を犠牲にせず処理速度の高速化を図る.
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751078 中山 彰 鹿野 清宏 関 浩之 中村哲
発表者:中山 彰
発表題目:MPEG心理音響モデルを利用したオーディオ信号への電子透かしの検討
概要:オーディオ信号をデジタル情報の形で扱われることが多くなった。デジ タルオーディオ信号は、アナログ信号と比較して、劣化のない複製が作成でき、 またネットワークを介して簡単に配布できるなど著作権を侵されやすいとう欠 点をもつ。近年このようなことを防ぐ技術として「電子透かし」が開発されて きている。電子透かしは利用者に検知されないように著作権情報を埋め込む技 術のことである。本研究では心理音響モデルを利用した電子透かしについて検 討を行なった。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751060 左右田 敦 渡邉 勝正 関 浩之 木村晋二
発表者:左右田 敦
発表題目:プログラム可読性の定量的評価方法と検証方法
概要:プログラミングにおける可読性を定量的に評価する方法と、その可読性の評価を実際のプログラム環境で使用する上でのアイデアについて述べる。 可読性の評価方法は、ソースがコンパイルされる時には持っているが表示されていない情報について考えることで、測定可能な部分に限り評価を行なう。 実装の方法は、可読性を向上させる情報を付加したソースを、別途出力する。 そうすることで、プログラム入力時の簡潔さを失わないようにし、入力においては省略可能だが、再読時には存在するソース可読性の向上を行なう情報を利用する。