ゼミナール発表

10月14日(水) 3限



会場: L1 担当: 千原研

出席等の調査担当教官: 土居 元紀 (doi)
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751075 中谷 信大 尾家 祐二 千原 國宏 山口英
発表者:中谷 信大
発表題目:TCPの統合的輻輳制御の性能向上
概要: WWWのデータは比較的短いものが多くTCPの性能を活かすことができない.そこで複数の コネクションを束として統合的に輻輳制御しTCPの性能を上げる方法が提案されている. しかし,現在の方法ではコネクションを統合的に扱うと,性能を十分に出すことが できない.本研究では性能を十分に引き出すためのアルゴリズムやパラメータを シミュレーションにより見いだす.
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751053 柴田 篤志 小笠原 司 千原 國宏 今井正和
発表者:柴田 篤志
発表題目:全方位画像のKL展開に基づく移動ロボットの動的環境での誘導
概要:移動ロボットに搭載された全方位カメラからの画像列を固有空間上に投影し記憶する。 そして記憶した固有空間上の点と現在の固有空間上の点よりロボットを誘導する。 このとき、移動物体領域を全方位画像中でマスクすることで動的環境下での誘導を実現する。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751050 佐藤 哲大 湊 小太郎 千原 國宏 砂原秀樹
発表者:佐藤 哲大
発表題目:MR拡散テンソル画像からの脳内神経走行軌跡の導出
概要:MRIの発展に伴い,水分子の拡散を測定できる,拡散強調画像が得られるようになった.この拡散強調画像から,脳内における神経走行をとらえることが可能である.本研究では従来行われてきた定性的な臨床応用に対して,定量的な画像解析を目的として神経走行の軌跡の導出を行う.
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751048 財満 博昭 横矢 直和 千原 國宏 竹村治雄
発表者:財満 博昭
発表題目:仮想環境没入型モデラにおける対話的なアニメーション付加手法の検討
概要:自律性の高い仮想環境を構築するような場合に,3次元CGの形状だけでなくその動作(アニメーション)も含めてデザインする必要がある.本研究では直感的な操作が可能な没入型モデラにおいて,仮想物体にアニメーションの付加とその速度の決定を対話的に行なうことができるシステムを試作した.

会場: L2 担当: 湊研

出席等の調査担当教官: 菅 幹生 (suga)
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751109 山田 良和 千原 國宏 湊 小太郎 佐藤宏介
発表者:山田良和
発表題目:反射面の法線ベクトル重みを用いた超音波ビームフォーミング
概要:これまで我々は超音波振動子を円環状に8個配置したリングアレイプローブを用いた画像再構成の研究を行ってきた.
しかし,計測対象の反射体が空間中の全ての方向に球面波を反射する点の集合だと仮定していたため,単純な同相加算を用いた方法では,解像度の低い画像しか再構成できなかった.また最適化ビームフォーミング方では,解像度の高い再構成画像を得られるが,膨大な処理時間を要するという欠点があった.
そこで我々は,計測対象の幾何学的特性に注目することにより,短時間で解像度の 高い画像を再構成する手法を提案する.
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751043 北出 雅央 千原 國宏 湊 小太郎 佐藤宏介
発表者:北出 雅央
発表題目:遠隔画像診断のための超音波Bモード動画像の圧縮
概要:近年情報通信網の発達により医療超音波画像を用いた遠隔診断が 現実味を帯びてきている。超音波動画像を伝送するにあたり,通信容量 の限られた通信回線を使うため膨大なデータを圧縮する必要性が生まれる。 そこで我々は超音波画像の特徴に注目し,冗長性の削減を図るための 超音波動画像圧縮手法を提案する。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751018 大江 将史 福田 晃 湊 小太郎 最所圭三
発表者:大江将史
発表題目:IPv6 anycastの実装とその利用にむけて
概要:次世代のインターネットプロトコルとして、IPv6の標準化がすすめられている。IPv6の 通信手段の1つとしてAnycastが新たに定義された。anycastとは、特定のサービスを提 供してくれるサーバに、サービスを指定するだけで、最も近いサーバへのアクセスを可 能とする通信手段である。本発表では、Anycastを実装・利用し、利用方法やその問題 点を明確にする。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751013 稲田 文武 福田 晃 湊 小太郎 最所圭三
発表者: 稲田 文武
発表題目:移動計算機発信環境における階層型データのためのキャッシュシステム
概要:現在,我々は移動計算機からマルチメディアデータを発信するためのシ ステムを提案している.本研究では移動計算機の通信の問題である切断と帯域 の狭さに対処するため,階層構造を持ったデータに対し,WWWサーバ上でその 階層毎の優先度に応じた蓄積を行なえるキャッシュシステムを提案し,評価を行なう.


会場: L3 担当: 伊藤研

出席等の調査担当教官: 石原 靖哲 (ishihara)
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751040 北岡 康司 関 浩之 伊藤 実 楫勇一
発表者:北岡 康司
発表題目:有界重なり項書換え系と構成的正則保存性
概要:構成的正則保存書換え系に対しては, 会同関係や局所合流性などの問題が決定可能であることが知られている.しかし, 与えられた書換え系が正則保存であるかは決定不能である. 本研究では正則保存項書換え系の決定可能な部分クラスとして, 有界重なり書換え系を導入した.有界重なり書換え系のクラスは, これまで知られていた決定可能な構成的正則保存書換え系である右線形単項的書換え系および線形一般化準単項的書換え系のクラスを真に含む.
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751028 鍵本 聡 関 浩之 伊藤 実 楫勇一
発表者:鍵本 聡
発表題目:ネットワークグラフ決定問題を解くアルゴリズムのプロセス代数による記述およびその形式的検証
概要: R.MilnerがCCSを提唱して以降、プロセス代数を使って分散システムの仕様を 記述し、仕様が満たすべき性質を様相μ計算などで記述することにより、 仕様の正当性を形式的に証明する方法(tableau proof)が提案されてきた。 本研究では「ネットワークグラフ決定問題」を例にとり、それを解く 分散アルゴリズムをCCSを用いて記述し、その正当性を帰納法を用いて 形式的に証明する手法について考察する。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751204 関 慶妍 植村 俊亮 伊藤 実 吉川正俊
発表者:関慶妍
発表題目:WWWにおける多言語による情報の混在表示について
概要:インターネットの普及につれ、WWWによる情報の交流は主な手段となってきた。各言語で書かれた文書が数多く存在している。さらに、多言語の文書もたくさん現してきた。そこで、本研究は、システムによって、自動的に生成した多言語文書に対して、言語識別による、多言語文書を各言語のフォントで正しく表示する方法について検討する。

会場: S1・S2 担当: 西谷研

出席等の調査担当教官: 黒岡武俊(kuro)
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751108 山田 耕平 高橋 豊 西谷 紘一 石田好輝
発表者:山田 耕平
発表題目:通信と放送を統合したATMネットワークのトラヒック特性に関する研究
概要:Ethernet LAN, WAN, ATM ネットワークなど様々なネットワークのトラヒックが 自己相似性や長期依存性という統計的性質を示すことが近年の研究により明らかに なってきた.本研究で我々は兵庫県CATVインターコネクトプロジェクトにおける実験 ネットワーク上のトラヒックが自己相似性を持つことを示す. また,実験ネットワークのシミュレーションモデルを作成し,シミュレーション実行結果 と実験ネットワークの統計データを比較する.
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751107 山下 晋 高橋 豊 西谷 紘一 石田好輝
発表者:山下 晋
発表題目:派生証券価格が従う偏微分方程式の数値解法
概要:ファイナンス理論の研究が深化するにつれ,またその応用研究が進むにつれて,その解析解を得ることが困難な分野や問題が増加してきた.このようなファイナンス問題に対しては,何らかの数値的解法が必要となる.ここでは,派生証券価格が従う偏微分方程式を有限差分法で解く方法を考える.
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751096 前田 竜作 鹿野 清宏 西谷 紘一 中村哲
発表者:前田竜作
発表題目:マルチチャンネルANCシステム
概要:マルチチャンネルANCは、1チャンネルのANCに比べて種々の利点がある。 しかし従来の方法では計算量の点から、特にチャンネル数が非常に多い時にはシステムのDSP上への実装が非常に困難であった。 そこで本研究では、マルチチャンネル適応アルゴリズムを1チャンネルの適応アルゴリズムの組合せに分散化できるという理論を基に、分散化したマルチチャンネルANCシステムをDSP上に実装する。また、作成したANCシステムで性能測定(実環境実験)を行う。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751017 榎本 成悟 鹿野 清宏 西谷 紘一 中村哲
発表者:榎本成悟
発表題目:多重極音源を用いた音場の局所的強調と抽出の原理
概要:音場制御の一例として、複数の音源を使って空間内のある局所的な場所のみで音を再現する音場の局所的強調システム、複数のマイクロホンを使って空間内の局所的な場所のみの音を収録する音場の局所的抽出システムがある。 本研究ではこれまで提案されている音場の局所的強調/抽出システムで問題となっている音源やマイクロホンの配置を理論的に決定する方法について提案し、その妥当性を数値計算および実験により確認する。