ゼミナール発表

10月5日(月) 4限



会場: L2 担当: 渡邉研

出席等の調査担当教官: 高木一義 (ktakagi)
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751094 藤原 真 福田 晃 渡邊 勝正 最所圭三
発表者:藤原 真
発表題目:カーネルスケジューラの動的置換
概要:本研究では、カーネル機能の一部を、動作中に動的な追加、削除、交換 を可能にする オペレーティングシステムの実装を目指している。しかしながら、カーネル機能の 交換において、カーネル内の関数を単純に置き換える手法では、新カーネル機能は 旧カーネル機能が使用するカーネル内データ構造によって制限される。 本研究では、カーネルスケジューラの動的交換を通して、カーネル内のデータ構造 に依存しないカーネル機能の実装についての提案を行なう。
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751084 野口 裕 福田 晃 渡邊 勝正 最所圭三
発表者:野口 裕
発表題目:プログラマブルデバイスを用いた可変構造シミュレーションシステム
概要:近年、LSI技術の進歩により、これまでソフトウェアで行なわれていた処理をハードウェアレベルで実現することが可能となってきており、ハードウェア構造を柔軟に変更できる可変構造ハードウェアモジュールシステムの研究が盛んである。そこで、本発表では、その応用の一つとして、シミュレーションシステムのハードウェア化の一手法を提案し、その構成法、検討項目等ついて述べる。

学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751067 田中 義照 福田 晃 渡邊 勝正 最所圭三
発表者:田中 義照
発表題目:組込み向けOSの構成法
概要: 従来,組込み機器のような小さなシステムでは,安価にする必要から固有の最適なコードを生成し資源を削減していた.だが近年,組込み機器には,要求される処理の増大により,コードの再利用,統一の実行環境が注目され,OSを搭載する必要が現れている.更に,組込まれる機器によりOSには異なる機能が要求される.本研究では,機能を容易に変更可能とする拡張性を持つOSとして設計し実装する.


会場: L3 担当: 伊藤研

出席等の調査担当教官: 石原 靖哲 (ishihara)
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751104 宮田 英紀 関 浩之 藤原 融 楫勇一
発表者:宮田 英紀
発表題目:ユーザの固有情報を3つ用いた個人認証および鍵交換のプロトコル
概要:本研究では,ユーザが3つの固有情報(パスワード,指紋等)を保持して おくことにより,認証と鍵共有のできるプロトコルを提案する. 本方式は,Diffie-Hellman鍵共有プロトコルを用いることによって, 成り済ましによる攻撃などを防止することが可能となっている. 本発表ではこのプロトコルの定義を与え,その安全性を考察する.

学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751079 長行 康男 伊藤 実 東倉 洋 銅谷賢治
発表者:長行 康男
発表題目:マルチエージェント環境における他エージェントの行動推定と協調学習
概要: 本研究では,マルチエージェント協調問題の標準問題として提案されている 追跡問題(複数のハンターが協調して獲物を捕獲する問題)を取り上げる. 仲間(ハンター)のモデル(行動特性)を経験により獲得し,それをもとに 仲間の行動推定を行なう.更に,その行動推定を利用して自分(ハンター) がどのような行動をとれば協調できるのかを学習する.
学生番号 氏名 主指導教官 副指導教官 副指導教官
9751068 寺田 雅人 藤原 秀雄 伊藤 実 増澤利光
発表者:寺田雅人
発表題目:分散移動システムのための全域チェックポイントアルゴリズムに関する研究
概要:近年,移動端末を含む分散移動システムにおける故障耐性を持つ分散アルゴリズムの構築が急務となっている.故障耐性を実現する手法の一つとしてチェックポイントアルゴリズムがある.従来の固定ネットワーク向けのチェックポイントアルゴリズムは,メッセージに付加する情報のサイズが全端末数に依存するため,端末数の膨大な分散移動システムに適用することは非現実的である.本研究では,付加情報のサイズを抑え,かつチェックポイント総数の少ないアルゴリズムを提案する.