ゼミナール発表

1998年7月1日4限(L1)


学生番号: 9751036
発表者:川崎 由起子
発表題目:WWWにおける動画像情報の閲覧および検索システムに関する研究
概要: 高速ネットワーク技術の発展に伴い、動画像データにおけるブラウジング機能の提供が注目されている。しかし、現在の動画像データのブラウジング機能はユーザにとっては使い易いものではない。長いストリームの動画像データをそのまま提供しているため、任意の場面からの検索および再生が困難である。また、テキストデータからの検索といったものはあるが、マルチモーダルな検索が行なえない。本研究ではインターネット上で動画像データを効果的に検索・再生可能とするため、動画像データをデータベースに蓄積する際の再構築法を提案する。さらにインターネット上の動画像データの検索および再生システムのプロトタイプの実装を行なう。
学生番号: 9751202
発表者:松田 辰己
発表題目:移動透過性プロトコル Mobile-IPにおけるセキュリティ対応
概要:コンピュータが移動する環境を提供するプロトコルとして Mobile-IPがある。
しかし、移動する環境についてセキュリティの問題として認証と情報機密性が十分ではない。
本研究は、エージェント、ホスト、セキュリティゲートウェイの位置および通信経路の関係を整理し、コンピュータが移動する環境に適応した機能の提案を行なう。

学生番号: 9751077
発表者:中村 一博
発表題目:順序回路の待ち状態に起因するフォールスパスの解析と応用
概要:組み合わせ回路部の正確な遅延評価は、順序回路の性能評価において重要な 問題である。 従来より、活性化されない(回路の出力変化に関与しない)最大遅延パスであるフォー ルスパスの検出を用いたタイミング評価手法の研究が行われ、クロック周期の決定 に効果を上げている。 しかし、実際の回路にはこれまでの方法では検出できないフォールスパスが存在する。 本研究では、そのようなフォールスパスの内、制御回路部の待ち状態に起因するフォ ールスパスに着目し、その定式化と検出手法を提案する。 検出手法を実装し、ISCASベンチマーク回路に適用したところ、30個の回路の内、 22個の回路で待ち状態によるフォールスパスが発見された。また、検出された待ち状態 によるフォールスパスの情報はクロック周期の決定だけでなく論理回路の最適化に 用いることができる。
学生番号: 9651205
発表者: Heitor Mikami (エイトル ミカミ)
発表題目:Design and Implementation of a Video Database Prototype - Heijo II
概要: (English) The purpose of this research is the construction of a video database prototype, using current Database and Web technology. The prototype is based on an existent version called Heijo. One of the main purpose of this prototype is to serve as a test base for some characteristics of video database libraries. An explanation about what we aim, what are the current version problems, what technology we use, what are the necessities and what is being done, will be given. Also some discussion about desired functionalities, features and facilities will be described.