ゼミナール発表

12月 2日(水) 3限



会場: L1

アドバイザ: 上野 敦志
学生番号 氏名 主指導教官
9851062 竹内 康茂 湊 小太郎
発表者:竹内 康茂
発表題目:Binary Component Adaptation
概要: Binary Comonent Adaptaiton(BCA)とは、バイナリ形式のコンポーネントを 、それを使用するプログラムのロード時に適応・変化させる機構である。 BCAはコンポーネントのバイナリを、ソースコードへのアクセス無しで、ま たリリース間での互換性を失わずにロード前(またはロード中)に書き換 える。本稿ではにJavaにおけるBCAの実装と、それによるJavaのコンポーネ ント統合と変化の解決を通じてその利便性を示す。実装においては、実 行速度よりも既存のvirtual machine(Sun's JDK 1.1)との統合の容易さを 優先して実装したが、実行時の測定結果からBCAによるオーバーヘッドは比 較的小さいことが判明した。オーバーヘッド小・フレキシビリティ・実装 の容易さから、BCAの使用によりjAVAコンポーネントの再利用性を著しく改 善することができる。
学生番号 氏名 主指導教官
9851064 立蔵 洋介 鹿野 清宏
発表者:立蔵 洋介
発表題目:音場再現システムにおける位相制御による逆システムの設計
概要:音場再現において、スピーカ等の二次音源から制御点までの空間伝達特性を打ち消すためには、空間の逆特性を考慮した逆フィルタの設計が不可欠である。現在、逆フィルタの設計法として、周波数領域で計算するときに解が不定な場合には、最小ノルム解が用いられている。しかし最小ノルム解を含め、従来提案されてきた設計手法では、作成されるまでフィルタの形状の予測がつかない。そこで本研究では、逆フィルタの解が不定な場合には最小ノルム解以外にも解が存在することに着目し、周波数領域での逆フィルタ要素を振幅成分と位相成分に分解し、位相成分に任意の値を代入することにより、逆フィルタを設計する手法を提案する。
学生番号 氏名 主指導教官
9851065 田中 一成 福田 晃
発表者:田中一成
発表題目:プログラマブルデバイスを用いた可変構造システムの開発
概要:近年のLSI技術の進歩によりFPGAなどのプログラマブルデバイスが開発され、その集積度も向上してきた。ソフトウェアレベルでハードウェアを記述できるVHDLを用いることによってこれまでソフトウェアで行なわれてきた汎用的な処理を、ハードウェアでより高速に実行できるようになった。よって、本研究ではプログラマブルデバイスを用いた可変構造システム戸その応用を提案し、実装などを行なう。
学生番号 氏名 主指導教官
9851066 谷口 博人 藤原 秀雄
発表者:谷口 博人
発表題目:論文紹介"Dependency sequences and hierarchical clocks:Efficient alternatives to vector for mobile computing systems"
概要:携帯電話等のモバイル端末の普及に伴いモバイル環境下でのアルゴリズムが求められている.従来の固定ネットワークにおけるベクトル時計では依存関係を表すのは困難であるため本論文では,ベクトル時計に変わりモバイル環境に適応する2つの代案を提示している.
学生番号 氏名 主指導教官
9851067 田端 宏充 西谷 紘一 ☆2
発表者:田端宏充
発表題目:小脳の運動学習に関する前庭動眼反射の学習モデルの論争と今後の課題について
概要:ロボットなどに生物のような滑らかな動きを再現させる為には、小脳がどのようにして運動学習を達成するのか知る必要がある。その小脳の運動学習に関連したトピックスの中で前庭動眼反射(VOR)適応のモデルについての論争がある。2つの対立するコンセプトが提出されて以来、20年もの間その論争は決着を見ることなく、今にいたてもなおモデルが統一されるめどは立っていない。今後この問題を取り扱っていくにあたって、今までの論争を簡単に振り返り、論争の解決の為に必要であると思われる課題について考えたい。
学生番号 氏名 主指導教官
9851068 田畑 慶人 千原 國宏


会場: L2

アドバイザ: 土居 元紀
学生番号 氏名 主指導教官
9851069 近間 正樹 西田 豊明

学生番号 氏名 主指導教官
9851070 塚本 拓 小笠原 司
発表者:塚本 拓
発表題目:複数カメラ画像をもとにした任意視点画像の生成
概要:テレビ番組などの制作現場において、視点の異なる映像を撮影する場合には、何台かのカメラを用いてスイッチングするか、カメラの位置を移動させなければならない。前者においては視点の連続性が失われるという、後者においては物理的制約を伴うという問題点がある。しかし、複数カメラ画像を用いて任意視点画像を生成しようとする試みが近年盛んに行なわれるようになり、オフライン処理ながら実現しつつある。本発表ではその試みの紹介と、リアルタイム処理を視野に入れた手法の提案を行なう。
学生番号 氏名 主指導教官
9851071 土井 俊介 鹿野 清宏
発表者:土井 俊介
発表題目:音声インターフェースの利用に関する研究
概要:近年、音声の合成・認識・識別技術、また機器の性能の向上により 音声インターフェースが多種多様な分野で導入されつつある。 しかし、音声インターフェースは導入内容や対象によっては、 その機器・システムの操作性、信頼性、正確度を低下させる等の問題点が 指摘されている。 そこで、音声インターフェースをどのような機器・分野に導入するのが適して いるか、また音声インターフェースのアプリケーションについてを 「携帯端末を使用した音声による展示ガイドシステムの試作」を通じて検討を行う。
学生番号 氏名 主指導教官
9851072 冨田 仁志 鹿野 清宏 ☆1
発表者:冨田 仁志
発表題目:論文紹介「A State-Based Approach to the Representation and Recognition of Gesture」
概要:近年、自然なユーザインターフェースの開発に高い応用性のあるジェスチャ認識の研究が盛んに行われている。ジェスチャ認識に一般的に用いられる手法として隠れマルコフモデル(HMM)や動的計画法(DP)等がある。ここではこれらの代表的な認識手法とは異なる手法として、ジェスチャを状態の系列と見なし、状態をメンバーシップ関数で表現し認識する手法についての論文を紹介する。
学生番号 氏名 主指導教官
9851073 永井 慎太郎 藤原 秀雄
発表者:永井 慎太郎
発表題目:論文紹介「OptiBIST : A Tool for BISTing Datapaths」
概要:近年のLSI回路の高集積・大規模化により、その構造は複雑になっている。このため、複雑なLSI回路が正常に動作するかを調べるテストは非常に困難となっているので、テスト容易な回路を設計する必要がある。この設計法の1つに組込み自己テスト(BIST;Built-in Self Test)方式がある。この論文では、このBISTに要する面積オーバヘッドとテスト実行時間を最小にしつつ、演算器やレジスタなどからなるデータパスをBIST化する方法について取り上げている。
学生番号 氏名 主指導教官
9851074 中井 実 植村 俊亮
発表者:中井 実
発表題目:SHOREにおける R*indexのソースコードレビュー
概要:Wisconsin大学で開発された分散OODBであるSHOREはソースコードが公開されており、ユーザが新しいデータタイプを自由に追加できるようになっている。このSHOREのIndex、特にR*index周辺のソースコードの概要を紹介するとともに、近年提案されている Generalized Search Treeについても紹介する。