ゼミナール発表

11月25日(水) 3限



会場: L1

アドバイザ: 中西 隆一
学生番号 氏名 主指導教官
9851049 地平 稔 関  浩之
発表者:地平 稔
発表題目:時相論理式で記述された性質の効率的検証法に関する論文紹介
概要: 時相論理式で記述された性質を検証する方法として, モデルチェッキングがある. しかしこの手法では, 検証対象や論理式が大きくなると検証が困難になる. 本発表では, 不変式やデータ抽象化を用いた検証の効率化に関する論文を紹介する.
学生番号 氏名 主指導教官
9851050 島村 潤 横矢 直和
発表者:島村 潤
発表題目:実時間ウォークスルーを目的とした全周実画像を遠景に用いた仮想環境の構成法
概要:近年の計算機能力の向上により,都市や自然風景などの様々な仮想環境が作成可能となってきている.そのような仮想環境の写実性を高めるには,実写画像を積極的に利用する必要がある.また利用者が仮想環境内でウォークスルーを行う際,奥行き感覚を得るには,視点の移動に伴う運動視差の提示が重要である.そこで本報告では全方位画像センサにより得られる全周実画像を用いて,写実性が高く,運動視差が提示可能な仮想環境の構成法について述べる.
学生番号 氏名 主指導教官
9851051 末永 貴俊 千原 國宏
発表者:末永 貴俊
発表題目:論文紹介 "Use of an Intuitive Telemanipulator System for Remote Trauma Surgery: An Experimental Study"
概要:戦場で受けた傷は、急速に死に至るものであり、迅速な治療が必要となる。 そのような傷を遠隔地から治療するためには直感的に操作できるテレマニピュレータシステムが不可欠である。 本論文では、4自由度テレマニピュレータ・ステレオディスプレイ・フォースフィードバック備えたインターフェース等を用いて、直感的に操作できる環境を構築し、その評価を行っている。
学生番号 氏名 主指導教官
9851052 鈴木 亜香 関  浩之
発表者:鈴木 亜香
発表題目:EPOC:A New Public-Key Cryptosystem as Secure as Factoring(論文紹介)
概要:今年5月に NTT Laboratory が発表した EPOC と呼ばれる公開鍵暗号方式の論文紹介を行う。EPOC の安全性は、暗号解読の難しさが n=p^2q の素因数分解を求める問題の難しさと等価であることにより証明できる。EPOC は、一方向性や強秘匿等の性質をもつ確率暗号であり、従来の暗号方式に比べ暗号化/復号速度も速く実用的である。これらの特性を同時に満たす暗号は従来のものにはなく、今後の実用化に期待が持たれる。発表ではこの暗号の原理や特性を紹介する。
学生番号 氏名 主指導教官
9851053 鈴木 岳大 西谷 紘一 ☆4
発表者:鈴木 岳大
発表題目:How to conduct heuristic evaluation(論文紹介)
概要:アプリケーションにおいて、「使いやすい」ということは重要な要素である。そのため、開発ライフサイクル上でユーザビリティ評価は欠かせない。そのユーザビリティ評価の方法も多種多様である。そこで、「低コスト」で「簡単」に行なうことのできる評価法として、Heuristic Evaluation(発見的評価法)を提案した。
学生番号 氏名 主指導教官
9851054 鈴木 哲陽 西谷 紘一
発表者:鈴木 哲陽
発表題目:Bilateral Control for Teleoperators with Time Delay via μ-Synthesis(論文紹介)
概要:ManipulatorのTeleoperationを考える上でMaster RobotとSlave Robotの時間遅れによる不安定性は大きな問題になる。そこで時間遅れについてH∞制御を用いた方法が考えられた。しかしH∞制御を用いた方法は保守的に制御系を設計してしまうことが問題になる。今回とりあげる論文ではBilateral制御をする際にこのH∞制御とμ-設計を用いて制御器を設計することで保守的な部分を補い、安定性の問題を保証する。

会場: L2

アドバイザ: 久米 出
学生番号 氏名 主指導教官
9851055 砂川 克志 福田 晃
発表者:砂川 克志
発表題目:組み込み機器混在下におけるQality of Service(QoS)保証のためのフレームワークについて
概要:連続メディアの送受信を代表とした、QoS保証を要求するアプリケーションの利用 が一般的となりつつあり、end-to-endのQoS保証を実現することが求められている。endsystemにおいて、アプリケーションのリアルタイム処理などの要求に答える仕組みがOSの側で必要とされ、多数の研究がなされている。しかし、これから増加する、ネットワークに接続した組み込み機器混在下におけるQoSフレームワークのまとまった研究はまだ無い。そこで本発表では、汎用OSを対象としたQoSフレームワーク取り上げ、関連論文を紹介しながらQoS研究の現状を述べると共に、組み込み機器を視野に入れた今後の研究の指針を述べる。
学生番号 氏名 主指導教官
9851056 世古 登志洋 千原 國宏 ☆5
2発表者:世古 登志洋
発表題目: Two-Dimensional Filter to Facilitate Detection of Transient-Evoked Otoacoustic Emissions  (論文紹介)
概要:耳音響反射 Otoacoustic Emission (OAE) は内耳由来の現象で, 蝸牛内深部構造すなわち基底膜の振動に反応した鼓膜の動きからなるわずかな音である. 現在臨床に用いられているものに誘発音響反射 (TEOAE) がある. 本論文ではその反応獲得時間縮小のための方法を示し, 評価を行っている.
学生番号 氏名 主指導教官
9851057 高岡 一馬 松本 裕治
発表者:高岡一馬
発表題目:単一化文法のための素性構造エディタ
概要:大規模な単一化文法においては型付素性構造が基本的なデータ構造となる。ところが素性構造は一般に複雑な埋め込み構造をもつため、記述に多くの労力を要する。そこで、素性構造データ作成の負担を軽減するための支援ツールの1つとして素性構造エディタを製作した。
学生番号 氏名 主指導教官
9851058 鷹城 徹 西田 豊明
発表者:鷹城 徹
発表題目:Building Large Knowledge Base from a Structured Source : The CIA World Fact Book(論文紹介)
概要:我々はネットワークを通じて大量の知識を得ることができるようになったが、それにともない、それらの知識を共有・再利用するための知識ベースの必要性が高まってきている。本発表では、The CIA World Fact Bookを題材として、実際にそうした知識ベースの構築を試みた事例に関する論文を紹介する。
学生番号 氏名 主指導教官
9851059 高林 修司 鳥居 宏次
発表者:高林修司
発表題目:論文紹介「The Empirical Investigation of Perspective-Based Reading」
概要:高品質なソフトウエアを開発する為に、開発過程で生成されたソフトウエアドキュメントに含まれるバグを取り除く必要がある.その手段としてレビュー、インスペクション、ウォークスルーなどが知られている.しかし、これらのソフトウエアドキュメントを効果的に読む手法はあまり研究されていない.本論文では、筆者が提案しているPerspective-Based ReadingというReading技術の説明とその有効性を実験により示している.
学生番号 氏名 主指導教官
9851060 財部 倫孝 伊藤 実
発表者:財部 倫孝
発表題目:論文紹介"Complexity of Answering Queries Using Materialized Views"
概要:ビューを用いて効率よく質問に答える様々な問題が研究されている.ビュー定義とビューの一部が与えられたとき,元のデータベース D は複数考えられるが,どの D に対して質問 Q を与えても組 t が答 Q(D) に必ず含まれるならば t はcertain answer であると言う.この論文では certain answer か否かを判定する問題の計算量について考察している.