ゼミナール発表

11月16日(月) 4限



会場: L1

アドバイザ: 田中 猛彦
学生番号 氏名 主指導教官
9851024 梶田 朋己 湊 小太郎
発表者:梶田 朋己
発表題目:論文紹介 "Caching Proxies: Limitations and Potentials"
概要:World Wide Web の利用者数の増加に伴って、サーバーへの接続数も増加して いる。これは、ネットワーク負荷とサーバー負荷の両方を増加させる。
我々は、HTTP、GOPHER、FTPや WAIS のようなWebブラウザが利用するプロトコルに よって引き出されたドキュメントをproxy serverでキャッシュしたときのポテンシ ャルを検討した。
我々は、大学内のトラフィックを一定期間にわたってモニタし、それをキャッシュ へのアクセスとして利用しシミュレーションを行なった。その結果、(1)ディスク 容量が無限大のときのヒット率は30%-50%である。(2)キャッシュの置換アルゴリズ ムである古典的なLRUは、簡単な改良により劇的に効率を上げることができる。とい うことが分かった。
学生番号 氏名 主指導教官
9851025 柏木 邦亮 尾家 祐二
発表者:柏木邦亮
発表題目:Security Problem in the TCP/IP Protocol Suite(論文紹介)
概要:今日TCP/IPプロトコル群は広く用いられているが、いくつかのセキュリティ上 の欠点を持つ。本論文ではその欠点のいくつかに対する攻撃と、それに対する防御策が紹介されている。
学生番号 氏名 主指導教官
9851026 勝間 友久 鳥居 宏次
発表者:勝間 友久
発表題目:A Decentralized Architecture For Software Process Modeling And Enactment
概要:インターネットにおける分散協調開発をどのようにすれば便利に行えるかというひとつの Topic がある。 本発表で紹介する Serendipity-II process management environment は 分散化されたソフトウェア開発プロジェクトにおいてのプロセスモデリング、プロセスの実行をサポートする。 従来のサーバー一極集中のボトルネックを防ぐため非サーバ中心型のアーキテクチャに基づき、 ユーザがネットワークから切断されても動作するインターネットを前提とした開発を支援する。
学生番号 氏名 主指導教官
9851027 加藤 宏和 尾家 祐二
発表者:加藤 宏和
発表題目:ビタビアルゴリズムを用いた16DAPSK遅延検波方式(論文紹介)
概要:本論文ではメトリック計算を振幅成分にまで拡張した ビタビアルゴリズムに基づいた最ゆう系列推定(MLSE) を行なう 16DAPSK 遅延検波方式を提案する。 そして 16DAPSK の多シンボル遅延検波方式に比べて 演算処理量を増やすことなく更に静特性の改善利得が得られることを 計算機シミュレーションによって示す。
学生番号 氏名 主指導教官
9851028 金森 正高 尾家 祐二
発表者:<金森 正高>
発表題目:<A Methodology for Testing Intrusion Detection Systems(論文紹介)>
概要:<Intrusion Detection Systems (IDSs) はコンピュータシステムへの侵入を明らかにしようとするシステムです。これからは、IDSs検査のための考え方も発展させる必要があります。この論文では、このような考え方の詳細、すなわちある特定の検査基準や分析のための手順を方法論として述べられています。 >
学生番号 氏名 主指導教官
9851029 河村 竜幸 西田 豊明
発表者:河村 竜幸
発表題目:Alternative Essence of Intelligence(論文紹介)
概要:今までのClassical AI では限られた環境において問題を解決してきたが、現実世界では人間のように問題を解決することはできない。そこで、人間のように現実世界で問題解決ができる人工知能を確立するために、 RODNEY A.BROOKS が提案する「development」、「social interactive」、「embodiment」、「integration」という要素について論文を紹介する。

会場: L2

アドバイザ: 宇津呂 武仁
学生番号 氏名 主指導教官
9851030 桐山 和久 松本 裕治
発表者:桐山和久
発表題目:音声対話用の形態素解析辞書の作成
概要:対話データの転記コーパスに正しい形態素分割、品詞付与を行うことにより、現在の書き言葉を対象とする辞書から、対話解析に適した辞書への変換をめざす。
学生番号 氏名 主指導教官
9851031 久保田 秀和 西田 豊明
発表者:久保田秀和
発表題目:A Jazz Session System for Interplay among All Players(論文紹介)
概要:人間、エージェントを含む全てのプレイヤーが対等な立場でインタラクションを行ない、即興演奏するジャズセッションシステムについて紹介する。実際に人間のプレイヤー間で起こるインタラクションを、人間のプレイヤーと計算機上のエージェントとの間でシミュレーションし、人間とエージェントが共に演奏する際のインタラクションの本質を探求する。
学生番号 氏名 主指導教官
9851032 神代 知範 鳥居 宏次
発表者:神代知範
発表題目:Visual and Textual Consistency Checking Tools for Graphical User Interface(論文紹介)「GUIの一貫性のチェックツール」
概要:GUIの設計次第で製品の使いやすさは変わる。本稿ではConsistency(一貫性)に注目し、
  1. GUIの「用語の一貫性」と「作業効率」の関係を調べるために実験を行った。
  2. GUIの一貫性をチェックするためのチェックツール群を作成した。
  3. このツールを既存のシステムに適用して一貫性の評価を行った。

学生番号 氏名 主指導教官
9851033 黒坂 信一 千原 國宏 
発表者:黒坂 信一
発表題目:実時間での人物抽出,追跡システム(論文紹介)
概要:実時間で人物を抽出,追跡する赤外線監視システムを紹介する.抽出人物の運動モデルと外観モデルを用いることにより,オクルージョンの問題を回避し,同時に複数人物を追跡できる.
学生番号 氏名 主指導教官
9851034 黒崎 章 西谷 紘一
発表者:黒崎 章
発表題目:脳波を用いた思考状態推定
概要:プラントオペレーションにおいて、オペレータの心理状態を知ることは、適切なオペレータ支援を行うために重要である。最近、プラントオペレータの思考状態を脳波から推定する研究が報告されている。今回、この手法の有効性を確認することを目的に、身近なCRT作業の1つであるテレビゲームを対象として、ゲーム中の被験者の思考状態を推定することを試みた。
学生番号 氏名 主指導教官
9851035 欅谷 大 伊藤 実
発表者:<欅谷 大>
発表題目:<Hebbian Delay Adaptation in a Netwok of Integrate-and-Fire Neurons>
概要:<近年、脳の情報処理において同期などの時間情報が注目されているが、本論文では時間遅れの学習を行うことで周期入力に同期するneural networkについて報告する。もちいたネットワークは2層のintegrate-and-fire neuronがdelay lineによって接続されている。そこで時間遅れの適応的な自己組織化を可能にするヘブ型学習を行う。このようなモデルをもちいたシミュレーション結果を示し、そこで見られる時間遅れの振る舞いについて議論する。>