システム工学 II
Systems Engineering II

講義内容

システムの知能化,知能的なシステムの構築のためのモデル,手法を解説する。またタスクとしては分類型・診断型タスクを重点的に取り上げる。知能システム構築のためにはさまざまなアプローチがなされるが,本講では,免疫系などの情報処理を模擬し,それを動的モデルやオートマトンでモデル化した生物型知能システムや記号処理を基にした人工知能における推論システムを中心に,以下の話題からいくつかを選んで講述する。
  1. 認知モデル(プロダクションシステムなどの認知モデル)
  2. 定性システム論 (不確実な情報に基づくシステム推論)
  3. 生物型知能システム (神経回路,免疫系などをベースにした知能システム)
  4. 動的記憶システム(事例ベース推論,ベイズ推論)
  5. 確率的推論 (不確定な証拠の評価と結合)

教科書

なし(講義ノートにより行なう)

参考書

なし

前提とする知識(必ずしも先修条件ではない)

線形代数(基礎数学 I )