ソフトウェア工学 I
Software Engineering I

講義内容

高品質なソフトウェアを効率よく開発するためには,成果物であるソフトウェ アとその作成過程を定量的に評価(計測)し,正確な現状認識と分析に基づく 開発支援が必要である。
本講では,ソフトウェア開発における定量的評価や分析に関する基本概念や具 体的な技術について述べる。なお,履修者に対しては,講義内容についてのレ ポートの提出を適宜求め,講義内容や提出レポートに基づく討論を行うことに より,インタラクティブに講義を進めていく。
  1. ソフトウェア工学の全体像
  2. ソフトウェア開発プロセス
  3. ソフトウェア計測の具体例
  4. 成果物の評価と分析(設計強度,プログラムの複雑さ)
  5. 作成過程の評価と分析(ソフトウェア信頼度成長モデル)
  6. 開発組織の評価と分析(プログラミング性能,チーム性能)
  7. 計測に基づく開発管理(コスト見積り,レビューやテストの効率化)
  8. ソフトウェア品質保証
  9. ソフトウェア計測パラダイム
  10. 計測支援環境
  11. 総括と討論

教科書

なし

参考書

  1. Ian Sommerville, Software Engineering, 4th Edition, Addison-Wesley, 1992 ISBN 0-201-56529-3
  2. Software Engineering Standards Collection, 1993 Edition, IEEE Computer Society Press, 1993 ISBN 1-55937-253-2

前提とする知識(必ずしも先修条件ではない)