計測情報処理 I
Sensory Information Processing I

講義内容

時系列信号および画像情報のデイジタル信号処理について講義するが,この分 野の内容は非常に広いものがある。
本講では,特に,信号の特徴を表現するモデリング手法,スペクトル推定法, フーリエ画像法などを中心に以下の話題を解説する。

  1. 変換の基礎(Laplace変換,Z変換,Fourier変換)
  2. 信号のモデリング手法(パラメトリック,ノンパラメトリック)
  3. スペクトル推定法(時間領域法と周波数領域法)
  4. アレイセンシングと波動画像計測 (ビームフォーミングと超音波イメージ ング)
  5. 畳み込み積分とフーリエ・イメージング (計測場のモデル,コンピュータ断層法,開口合成法)

教科書

なし

参考書

  1. 有本 卓:信号・画像のデイジタル処理,産業出版,1980
  2. S.Haykin(Ed.) : Array Signal Processing, Prentice Hall, 1985
  3. D.F.Elliott (Ed.) : Handbook of Digital Signal Processing, Academic Press, 1987
  4. J.S.Lim and A.V.Oppenheim : Advanced Topics in Signal Processing, Prentice Hall, 1988
  5. 森村ほか:先端センシング技術,計測自動制御学会,1988
  6. P.A.Lynn and W.Fuerst : Introductory-Digital Signal Processing with computer applications, Wiley, 1989
  7. 宮尾・矢部監修:知能化センシング,サイエンスフォーラム,1989
  8. 高橋・佐々木共編:アドバンスドセンサハンドブック,培風館,1994
  9. M.Soumekh : Fourier Array Imaging, Prentice Hall, 1994

前提とする知識(必ずしも先修条件ではない)

基礎から講義するので特にないが,行列・微積分に関する知識を持ってい ることが望ましい。