Colloquium A

日時(Date) 2021年1月15日(金)3限(13:30--15:00)
Mon. Jan. 18th, 2021, 3rd period (13:30--15:00)
場所(Location) オンライン 詳細は案内メール参照
司会(Chair) 田中
講演者(Presenter) 鄭 育昌 (連携研究室 多言語ナレッジコンピューティング、    株式会社富士通研究所)    
題目(Title) 信頼できる人工知能と人工知能国際標準化
概要(Abstract) 人工知能は可能性に熱狂したり恐怖を抱いたりする段階から、具体的な課題を解決する ために社会実装を進めてゆく段階となっています。一方、社会実装を進める過程で、 「『このAIは良いAIであり、信頼できるAIである』ということを社 会に理解いただき、 安心して使って貰う。」ということの実現が課題になっております。 この課題の解決策として、人工知能の国際標準の制定と利用が考えられる。 人工知能の標準化が主にISO/IEC JTC 1/SC 42で行われており、現在、AIの基本概念と定義のほか、 Trustworthiness,Bias、リスク管理、品質、ライフサイクルなど、「信頼できるAI」の実現にかかわる多くの標準化が始まった。 講演者はSC 42専門委員会のメンバーで、AIシステムライフサイクル規格およびAIユースケースの技術報告書のエディターも担当し、人工知能の規格制定をリードする立場になります。 本講演ではこれら活動を参加する現場から、信頼できる(される)AIの実現に向けた人工知能の標準化の現状や方向性を紹介いたします。
講演言語(Language) 日本語
講演者紹介(Introduction of Lecturer) 2008年奈良先端科学技術大学院大学博士課程修了、株式会社ジャストシステムを経て2011年から富士通研究所に入社。 多言語知識処理と自然言語処理を専門とし、人工知能研究所にて多言語知識抽出、ナレッジグラフ構築、人工知能の品質、説明可能な人工知能の研究開発に従事しています。