講演者(Presenter):
| 越野一博(Koshino Kazuhiro)
国立研究開発法人 国立循環器病研究センター研究所 画像診断医学部 画像解析研究室(Department of Investigative Radiology, Research Institute, National Cerebral and Cardiovascular Center)
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題目(Title):
| PETを用いた生体機能イメージング
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概要(Abstract): |
低侵襲的に生体内部を可視化できる画像診断は、病変部位の同定、手術方針の決定、治療効果の評価など、医療において重要な役割を担っている。代表的な画像診断装置として、形態イメージングに秀でるMRIやX線CT、生理機能イメージングに優れる核医学的手法PETやSPECTがある。本講演では、PETによる生体機能イメージングの原理を概説する。その上で、定量精度低下の原因とそれを解決するための工学的アプローチ、より低侵襲な検査を目指した無観血化などのトピック、臨床研究の具体例を紹介する。
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講演言語(Language): |
Japanese |
講演者略歴(Biography): |
東北大学大学院 理学研究科 物理学専攻にて、放射線(Y線)検出用シンチレータの研究に従事。理学修士課程修了。 北見工業大学大学院 システム工学専攻にて、医用画像圧縮やレーザー走査型顕微鏡画像のノイズ除去・形状復元の研究に従事。工学博士課程修了。現所属機関にポスドクとして採用された後、派遣研究員、室員を経て現在に至る。医用画像工学、特にPETおよびSPECTを用いた生理機能計測の研究に従事。
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