池内 亮太 | M | 数理情報学 | 池田 和司 | 杉本 謙二 | 竹之内 高志 |
発表題目:
スペクトルのシフト不変性と音響経路推定に基づく自動採譜 発表概要: 採譜とは,音楽音響信号を楽譜に変換することである. 楽器判別の先行研究において,楽器からマイクまでの音響経路の特徴が性能に大きく影響を及ぼすことが示唆されているが, いままでの採譜システムでは音響経路について考慮されてこなかった. そこで本研究では,音響経路を考慮した楽器音の生成モデルに基づく自動採譜法を提案する. さらに,楽器音スペクトルのシフト不変性を仮定する. すなわち,同じ楽器の各音高のスペクトルはあるパターンをシフトしたものとする. 実験により,提案手法の優位性を示す. | |||||
半澤 宏明 | M | 数理情報学 | 池田 和司 | 杉本 謙二 | 渡辺 一帆 |
発表題目:オンライン学習における学習係数最適化に関する情報統計力学的解析 発表概要: 符号関数を出力関数とする非線形単純パーセプトロンを,教師にノイズが重畳する場合のパーセプトロン学習において情報統計力学的手法を用いて,オンライン 学習の枠組みで議論する.方向余弦Rと生徒ベクトルの長さlのダイナミクスを記述する連立微分方程式を熱力学的極限における自己平均性に基づき決定論的な 形で導出する.さらにこの連立微分方程式に含まれるサンプル平均を求める.以上により具体的に得られた連立微分方程式を解析的に解くことにより方向余弦を 評価し,最適な学習係数を求める.そして,それによる性能向上が目的である. | |||||
藪中 翔 | M | 知能システム制御 | 杉本 謙二 | 松本 健一 | 野田 賢 |
発表題目:統合型ステアリングスイッチの提案と安全性・操作性評価 | |||||
吉田 陽祐 | M | 知能システム制御 | 杉本 謙二 | 松本 健一 | 野田 賢 |
発表題目:無信号一時停止交差点通過行動の安全度評価
発表概要:自動車による交通事故の中でも、交差点における出会い頭事故は高い割合を占める。安全確保速度は無信号交差点における車両通過時のドライバーの運転行動を客観的かつ定量的に評価するために提案された。本研究では、安全確保速度による運転技能評価のメリットや限界を明らかにするため、実際の交差点通過行動データを用い、教習所指導員による評価との比較を行った。 | |||||
小田 裕也 | M | 生命機能計測学 | 湊 小太郎 | 加藤 博一 | 杉浦 忠男 |
発表題目:臓器変形に対応した肝切除ナビゲーションの提案
発表概要:肝臓がんの外科療法の一つである肝切除術は難易度の高い手術であり,綿密な手術計画が必要とされる.現在,実用化されている肝臓手術支援システムでは,CT画像などから作成した肝臓モデルに対し,腫瘍と血管の位置関係を元に切離面を計画することは可能である.しかし,実際の手術では物理的な制約から肝臓を変形させた状態で切開をするため,変形に対応した切離面を可視化できることが理想的である.本研究では,変形した状態の臓器に対して適切な切開を可能とするために,臓器変形に対応した切離面を提示する肝切除ナビゲーションの開発を目的をしている.肝臓のボリューム像に対して,切離面の直接入力を可能とし,さらには手術時を想定した変形を加えた状態での切離面の変化の様子を提示する.そして,その切離面にしたがって切開した際にどのように血管が見えてくるかを局所的に可視化する.本発表ではこれらの詳細と検証結果について報告する. | |||||
加村 翔平 | M | 生命機能計測学 | 湊 小太郎 | 加藤 博一 | 杉浦 忠男 |
発表題目:三次元画像診断支援の為のボリューム可視化法の提案
発表概要:今日の医療現場において,医用機器の高性能化に伴い,CT検査などから病気をより早期に診断できるようになった反面,検査結果画像として得られるこれらの二次元断層画像は,一人の患者さん当たり数百枚にものぼり,それらを一枚ずつ異常がないかどうかを調べる医師にとって大きな負担となっています. そこで,本研究は数百枚の二次元断層画像を一つの三次元立体像として再構成を施した状態で病気を診断可能にし,わかりやすく表示する可視化方法を提案します.そして,医師の負担軽減,診断速度の向上,誤診の防止を目指しています. | |||||
佐藤 省三 | M | 生命機能計測学 | 湊 小太郎 | 加藤 博一 | 杉浦 忠男 |
発表題目:拡張現実感を用いた内部構造の重畳可視化方法の開発
発表概要:内視鏡下脊椎後方手術は16mmの切開のみで手術が可能であり、従来の手術に比べ患者への負担が少ない。だが、この手術は視野がとても狭く術者に高度な技術が要求される。このような難しい手術を正確に行う為に近年では術中ナビゲーションを用いた手術が行われている。本研究では術前に撮影した患者のCTボリュームデータと術中の内視鏡映像を利用して内視鏡映像では目視で確認する事が困難な骨などの特徴的な構造を提示する事を目的としている。本発表では可視化方法の提案とモデル実験の結果を報告する。 | |||||