今津 眞也 | M | ユビキタスコンピューティングシステム | 安本 慶一 | 伊藤 実 | 関 浩之 | |
発表題目:食事量の相対評価と体重変化履歴に基づいた健康支援手法の提案
発表概要:近年,生活習慣病予防のため,ユーザに生活習慣の改善を促す健康支援システムに関する 研究が盛んに行われている.多くの研究では,血圧や脈拍などのバイタルデータの測定が必要であったり,身体にデバイスを装着する必要があるなど制約が厳しく,症状がそれほど深刻でないユーザに継続的にシステムを利用させることは困難である.これより,提案手法では,継続性を高めるため,食事情報に対する詳細な入力は行わず,推薦メニューに 対する相対的な摂取カロリー量を6段階で入力することで,入力情報の簡易化を行う.加えて,食事の相対評価と体重の測定値から,目標体重に導くための適正摂取カロリー量および相対評価の誤差をユーザに経験的に学習させる健康支援システムを提案する.また,提案手法の有用性および受容性を評価するため,作成したシステムを10名の被験者により試用した結果について報告するとともに今後解決すべき課題について述べる. | ||||||
坂本 一樹 | M | ユビキタスコンピューティングシステム | 安本 慶一 | 伊藤 実 | 藤川和利 | 大平 雅雄 |
発表題目:照度マップとライトのアクティブ制御に基づく屋内位置推定手法の提案
発表概要:本研究では,照度センサのフィンガープリンティングに基づいた屋内向け位置推定手法を提案する.屋内では,ライトが対称に設置されていることが多いため,近い照度を有するエリアが複数存在する場合が多い.そのため,1 つのライトの点灯パターンだけでは、正確な位置推定ができない.そこで,ライトの点灯パターンを短い時間変化させることで,照度の変化を生じさせ,変化後の照度から推定位置を絞り込むアプローチをとる.その際,ユーザの位置推定までにかかるライトの点灯パターン変更回数が最も少なくなるようなアルゴリズムを提案する.一般に,ライトがn個存在する場合2n 通りのライトの点灯パターンが存在し,それら全てに対しフィンガープリントDB を作成するのは非常にコストが大きい.そのため,屋内空間におけるライトの位置,種類,強度から,各地点の照度を算出するモデルを実測値に基づき構築する.本手法を,蛍光灯が3つ設置してある部屋に適用した結果,平均誤差約0.2m ,最大推定誤差約1.4mで位置を推定できた. | ||||||