ゼミナール発表

日時: 09月27日(Tue)2限


会場: L1

司会: 玉井 森彦
田中 宏季 M 言語科学 中村 哲 Nick Campbell 柏岡 秀紀 戸田 智基
発表題目:自閉症児支援のための笑い分析
発表概要:我々は相手のパラ言語や笑いなど声によって変わる情報から,Engagementという次元で対話相手の興味レベルをセンシングし,自閉症児に視覚情報を含み伝達するシステムの開発を最終目標とする.コンピュータを用いた Engagement Sensingの初期段階として,人間の気持ちや意図が表出されやすいと考えられる笑い声に注目する.本稿では,笑いが4種類に分類されることを示し,その「笑い分類」を自閉症児がどの程度識別できるのか,また実際に自閉症児を指導している先生の笑いアノテーション結果を分析し,その音響特徴量について議論する.最後にSVMによるcloseでの自動識別を行い,58%の正解率を得た.
 
正木 仁 M ソフトウェア工学 松本 健一 安本 慶一 門田 暁人 大平 雅雄
発表題目:長期的ユーザビリティ評価における脳波計測の効果
発表概要:ソフトウェアの長期利用における問題点を発見するために,ソフトウェアの長期的ユーザビリティ評価が提案されている.長期的ユーザビリティ評価とは,長期に渡ってソフトウェアを実際に利用しているユーザを被験者の対象として行うユーザビリティ評価のことである.しかしながら,長期的ユーザビリティに影響を与える要因である心理的負荷が長期利用によってどのように変化するのか明らかにされていない.本研究では,ソフトウェアの長期利用によるユーザの心理的負荷の変化を計測することを目的とする.そのために,心理的負荷計測の指標として脳波を用い,ソフトウェアを短期間及び長期間利用したユーザを被験者の対象とした脳波計測実験を行った.本発表では,研究の進捗状況と今後の方針について報告する.
 
YONGPISANPOP PAPON M ソフトウェア工学 松本 健一 安本 慶一 門田 暁人 大平 雅雄
発表題目:Adaptive Search Framework
発表概要:Recently people rely on internet search engines to learn how to accomplish tasks, solving problems and gaining information. But in organizations, using just major search engines such as Google, Yahoo, or Bing don't return spacific or relevance to the topic in organization. In this presentation, we propose a framework called Adaptive Search Framework, which will be able to learn from information provided by users and adapt itself to choose the relevant and important webpages that related to the topic inside the organization. Using our web ranking algorithm to re-ranking webpages based on the important and popularity of users inside the organization. The result has showned that Adaptive Search Framework can learn and give result that more relevance to the topics which helps users save time to search for the webs. we believe that this has implication for organizations that need to use search engine to do their thasks.
 

会場: L2

司会: 波部 斉
白井 将之 M インタラクティブメディア設計学 加藤 博一 萩田 紀博 池田 聖 山本 豪志朗
発表題目:ムービングプロジェクタにおける投影位置の指定手法
発表概要:ムービングプロジェクタは回転角を持ち,プロジェクタ自体を移動させることなく投影場所を変更することができる.現在の制御方法は回転角の値を入力することで投影場所を変更しているが,この手法では投影したい場所を直接指示することができないため時間がかかる場合がある,という欠点がある.そこで本研究は,投影場所を直接指示することのできる指示手法の設計を目的とする.現在はセンサ付のペン型デバイスを用いた投影位置の指示システムの作成を行っている.発表ではそのシステムの提案と,現状・今後の予定について報告する.
 
田中 泰史 M インタラクティブメディア設計学 加藤 博一 萩田 紀博 池田 聖 山本 豪志朗
発表題目:複数携帯型プロジェクタカメラシステム間の位置姿勢推定
発表概要:プロジェクタの小型化、モジュール化が進み携帯端末に搭載されるようになった。それに伴い、個人がそれぞれプロジェクタを所持している状況を想定した、同一環境下で複数のプロジェクタを利用した映像の重畳表示などの協調作業が提案されている。重畳表示などを実現する際に映像の幾何学的整合性を保つためには、複数のプロジェクタと投影面の相対的な位置姿勢の情報が必要である。現在特殊な外部環境を利用した手法が提案されている。しかし、携帯端末での利用を考えた時、環境依存の無い位置姿勢推定手法が必要となってくる。本研究では、環境に依存しないプロジェクタと投影面の相対的な位置姿勢の推定手法を提案する。プロジェクタは外部からの情報を得る機構を持たないため、カメラと組み合わせたプロジェクタカメラシステムを利用する。1つのプロジェクタからある投影面に投影された映像を元に他のプロジェクタの位置姿勢の推定を行う。
 
四方田 紗希 M インタラクティブメディア設計学 加藤 博一 萩田 紀博 浦西 友樹 山本 豪志朗
発表題目:個への案内と群衆への広告を同時に実現するインタラクティブウォール
発表概要:案内板や広告媒体としての電子看板の利用が普及してきている。大型ディスプレイが用いられる場面は公共の場が多く、不特定多数の対象に情報提示を行うことが求められる。これまでにも複数対象に向けた情報提示は考えられてきたが、画面領域全てを効率的に利用する情報提示法についてはまだ有効なものが提案されていない。 そこで電子看板での利用が多い、個人を対象とする案内コンテンツと群衆に向けた広告コンテンツという対象の異なる2つのコンテンツを、対象領域における人の状態に合わせてインタラクティブに同画面上に提示する手法を提案、実現を目指す。
 
関井 大気 M 視覚情報メディア 横矢 直和 加藤 博一 佐藤 智和
発表題目:航空写真を用いた静止画像からの地上カメラの絶対位置・姿勢推定
発表概要:既に比較的広域のデータが存在する航空写真を事前知識として,地上カメラで撮影された1枚の静止画像からカメラの絶対位置・姿勢を推定する手法を提案する.従来提案されている手法はカメラの姿勢に制約を与え,カメラ位置・姿勢を3自由度で推定しているため一般的なシーンへの応用は難しい.本研究では航空写真における高度が未知のランドマークと画像上での対応点から絶対高度以外のカメラ外部パラメータを5自由度で導出するPnP問題の解法を提案する.予備実験により,本手法がカメラ外部パラメータを5自由度で推定できることを確認した.
 

会場: L3

司会: