ゼミナール発表

日時: 1月18日(火) 3限


会場:L1

司会:川波 弘道
関井 大気 M1(博士前期1回目) 横矢 直和
発表題目: :[論文紹介]"Recovering Surface Layout from an Image"
発表概要:人間は単一の屋外画像から三次元構造を認識する驚くべき能力を持つ.この能力を計算機上で実現する技術の開発は,ナビゲーションや自由視点画像生成を含む多くの分野で役立つ。本論文は,画像から正確な三次元形状を復元するのではなく,三次元空間中の面情報を表す幾何学的クラスを提案する.さらに,物体検出・自由視点画像生成などの分野に適用しその有効性を示す.
 
近藤 修平 M1(博士前期2回目) 松本 裕治 鹿野 清宏 新保 仁 小町 守
発表題目: 統計的機械翻訳における長距離の語順並べ替えモデルの改善
発表概要:フレーズベースの統計的機械翻訳では翻訳の対象となる言語対の対訳コーパスを元に単語のアラインメントを求め、これを元に抽出したフレーズ対を用いて翻訳を行う。この手法は語順の近い言語間では比較的上手く機能することが分かっているが、その一方で(1)長距離の語順並べ替えを十分にモデル化することができない、(2)語順並べ替えの全ての可能性を考慮することが困難である、といった欠点があり、特に語順の大幅に異なる言語間での翻訳を行う際に長距離の語順並べ替えが問題となることが知られている。本発表ではこの問題に対処するための手法として、語順並べ替えを単語レベルの線形順序問題として学習することで翻訳元となる文の語順を並べ替えて翻訳を行った先行研究について紹介し、追試を行った結果について報告するとともに、この手法の改善としてフレーズベースへの拡張を提案する。
 
小野 祥 M1(博士前期1回目) 加藤 博一
発表題目: プロジェクタカメラ系を用いた光投影による視覚特性への補助
発表概要:現在世の中には遠視や近視,白内障や二色性色覚などの視覚特性が存在しており,このような視覚特性に対する補助は様々な手法が存在している.補助手法の中にはプロジェクタカメラによる光投影によって行うものがあり,本研究ではこの手法を用いた様々な視覚特性の補助を目指す.しかし,この光投影による視認性向上の評価実験はまだなされていない. 本発表では,この評価実験の手法の提案と今後の研究方針について述べる.