- 担当者(講座名):
(申込先) 6/28までに中島康彦 教授まで(コンピューティング・アーキテクチャ) ただし,希望者6名未満の場合は開催中止
(担当講師)小池豊 上級研究員(半導体理工学研究センター)
- テーマ:
制御アルゴリズムから組込みソフトウェア実装までの体験(ロボット制御)
- 実習の概要:
企業が実施しているチーム運営やデザインレビューを模した実践的設計教育で、ロボットを無線制御する組込みソフトウェアの設計を行い、実際のロボットの走行距離を制御します。企業の設計現場の模擬体験。チーム力によってロボットの制御目標を達成。組込みソフトウェア設計とハードウェア実装を共に体験。
- 実施日程の概要:
7/8、7/9、7/13、7/15、7/16 13:00-17:50の5日間 。
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
- 組込みソフトウェア検証:インターデザインテクノロジー社製検証ツール
- 組込みソフトウェア設計:ルネサス・エレクトロニクス社製H8コンパイラ
- 通信ハードウェア設計:ALTERA社製論理合成・配置配線ツール、T-Enginボード(リモコン機能の実装)、ZMP社製ロボット(リモコンからの情報に基づく走行制御)
- 教科書, 参考書:
実習生に配布する。
- 実習の進め方:実習の課題、制御アーキテクチャ仕様、設計フローの説明
- ツールの使い方:実習で使用するツールの操作方法説明。実習後に回収します。
- 実習Tips:SoC設計で必要となる技術のコツの解説書
- 受け入れ可能人数:
最大16名(4名/チーム×4チーム)
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
大学(中島先生)による選抜
- その他の特記事項:
C言語でのプログラミング能力が必要です。
- 担当者(講座名):
久保浩三 教授(先端科学技術研究調査センター)
- テーマ:
知的財産権判例研究
- 実習の概要:
毎回、最近話題になった知的財産権に関する裁判判決を取り上げ、全員でディスカッションを行い、権利範囲の解釈等、最新の裁判所の動向を知り、実務に強い研究者、技術者を目指す。
- 実施日程の概要:
夏休み(8、9月)を含め、以後の適当な時期に、学生の希望を考慮して行う。
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
適宜連絡あり。
- 教科書, 参考書:
判決を教員の方で用意する。
- 受け入れ可能人数:
10名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
特になし。
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
中尾恵 助教、佐藤哲大 助教(生命機能計測学講座)
- テーマ:
医用画像処理とボリュームグラフィクス
- 実習の概要:
画像処理とグラフィクスに関する基礎知識を学び、三次元医用画像に対するプログラミング演習などを通して理解を深める。
- 実施日程の概要:
II期〜III期
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
こちらで準備します。
- 教科書, 参考書:
適宜資料を配布します。
- 受け入れ可能人数:
8名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
自講座、熱意のある方優先
- その他の特記事項:
C/C++言語のプログラミング経験が必要です。
- 担当者(講座名):
浅原正幸 助教(自然言語処理学講座)
- テーマ:
多言語対応検索エンジンの作成
- 実習の概要:
オープンソースソフトウェアNutchを用いて、日本語・中国語・韓国語に対応した検索エンジンサービスを構築する。
- 実施日程の概要:
- II期に実習内容説明(3コマ)
- 夏季休暇中にサービスを構築する(約1週間=25コマ)
- III期に実習内容の報告(2コマ)
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
Nutch-1.0、Lucene の言語拡張(Lucene-ja など)、Solr-1.3(もしくは Solr-1.4)
- 教科書, 参考書:
Apache Lucene、Apache Solr関連の参考書を演習内で紹介する。
- 受け入れ可能人数:
2〜3名
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
最初の実習説明時に合議的に決定
- その他の特記事項:
実習者が上にあげた以外の言語を母国語とする場合は、その母国語に対応した検索エンジンサービスを構築するのも可。
- 担当者(講座名):
浮田宗伯 准教授(知能情報処理学講座)
- テーマ:
人の動きの三次元ビデオ撮影および表示システム
- 実習の概要:
モーションキャプチャシステムと複数のビデオカメラで人の全身の動きを撮影し、撮影データを三次元CGアニメーション形式に変換したのち、映画のように任意の視点から鑑賞できるシステムを開発する。
- 実施日程の概要:
II期〜III期
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
多視点カメラシステム、モーションキャプチャシステム、C++、matlab
- 教科書, 参考書:
なし(必要な資料を適宜配布)。
- 受け入れ可能人数:
3名
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
カメラ画像処理やモーションキャプチャデータを取扱い経験者を優先
- その他の特記事項:
大規模なシステム開発ですが、画像撮影、三次元形状復元、三次元表示などのパーツのプログラムは多くが揃っています。
それぞれのプログラムの仕様を確認しながら,実際に動くシステムを構築することが主な目的となります。
- 担当者(講座名):
高松淳 准教授、竹村憲太郎 助教(ロボティクス講座)
- テーマ:
移動ロボットによる地図生成及びナビゲーション
- 実習の概要:
近年、移動ロボットの分野で注目されているSLAMの技術について学び、オープンソースを用いて簡単な実装を行うことで、理解を深めます。
- 実施日程の概要:
II期〜III期 (時間割にこだわらず、年間60時間(30コマ)を目安として下さい。)
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
移動ロボット,MRPT
- 教科書, 参考書:
Sebastian Thrun著 上田隆一訳「確率ロボティクス」毎日コミュニケーションズ(ISBN 978-4839924010)
- 受け入れ可能人数:
3名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
自講座、熱意のある方優先
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
天野敏之 助教、藤澤誠 助教(インタラクティブメディア設計学講座)
- テーマ:
ムービングプロジェクタとARToolKitを用いた映像投影
- 実習の概要:
ムービングプロジェクタはパン角、チルト角を指定することで、任意の場所への映像投影が可能なプロジェクタである。
本実習ではムービングプロジェクタにカメラを取り付け、ARToolKitによる位置認識により移動ターゲット上への映像投影を実現する。
- 実施日程の概要:
I、II期に基礎的な勉強(30時間)をして、夏休みにシステム開発を行う(30時間)。
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
ムービングプロジェクタ、カメラ、ARToolkitなどのライブラリ
- 教科書, 参考書:
- ARToolKitオンラインマニュアル
- 井口征士、佐藤宏介著「三次元画像計測」昭晃堂(ISBN 978-4785690366)
- 受け入れ可能人数:
3名
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
自講座優先
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
大竹哲史 助教、米田友和 助教(コンピュータ設計学講座)
- テーマ:
CADツールを用いたLSIの設計とテスト
- 実習の概要:
LSIはコンピュータ(パーソナルコンピュータ、携帯電話、ゲーム機など)の構成要素です。
コンピュータの信頼性を確保するためには、LSIに故障がないことを調べるテストが不可欠ですが、LSIは大規模化、複雑化しており、テストは困難な問題となっています。
この問題を解決する1つの方法として、テストの容易なLSIを設計するテスト容易化設計があります。
本実習では、CAD(Computer-Aided-Design、計算機援用設計)ツールを用いたLSIの設計フローを学習するとともに、テスト容易化設計アルゴリズムを設計してワークステーション上に実装します。
- 実施日程の概要:
II期〜III期
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
- ワークステーション:SunFireV490、SunFireX4100、SunBlade2000
- CADツール:DesignCompiler(Synopsys)、Scirocco(Synopsys)、TetraMax(Synopsys)、Cコンパイラなど
- 教科書, 参考書:
藤原秀雄「コンピュータの設計とテスト」工学図書(ISBN 978-4769202325)、配布資料
- 受け入れ可能人数:
5名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
自講座優先
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
眞鍋佳嗣 准教授、池田聖 助教、浦西友樹 助教(像情報処理学講座)
- テーマ:
4K壁面ディスプレイ用手ぶら型対話システムの開発
- 実習の概要:
情報棟1階ロビーおよびA棟4階に設置されている4K解像度の壁面ディスプレイを利用し、キーボードやマウス等を使うことなくディスプレイの表示内容を対話的に操作できるシステムを開発する。
この開発を通じてカメラからの映像や距離画像などの画像処理技術および
コンピュータグラフィクスによるリアルタイム描画技術の知識を身につける。
- 実施日程の概要:
6月頃から9月頃までの期間で、学生の希望を考慮して行います。
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
- ソフトウェア:C/C++、OpenCV、OpenGLなど
- ハードウェア:4K壁面ディスプレイ用計算機、HDビデオカメラ、距離画像センサなど
(これらの準備も含めて実習中に行います。)
- 教科書, 参考書:
- 奈良先端科学技術大学院大学 OpenCVプログラミングブック制作チーム著「OpenCVプログラミングブック」毎日コミュニケーションズ(ISBN 978-4839931599)
- OpenGL策定委員会著、松田晃一訳「OpenGLプログラミングガイド」ピアソンエデュケーション(ISBN 978-4894717237)
- 受け入れ可能人数:
4名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
話し合いで決定
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
小町守(自然言語処理学講座)
- テーマ:
GPGPUによる自然言語処理
- 実習の概要:
近年GPUの高性能化に伴い、グラフィック用途以外にGPUを用いて汎用の計算を行うGPGPUが注目されている。
GPGPUでは並列演算を高速に行うことができるため、その特性が活用できるタスクでは、しばしば劇的な高速化が可能なことが知られている。
そこで本実習では自然言語処理のタスクにおいてGPGPUを適用し、既存の処理の高速化を図る。
具体的なタスクは参加者と協議の上決定する。
- 実施日程の概要:
7〜11月までの2ヶ月間(夏休み〜III期)
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
Tesla C1060(CUDA)
- 教科書, 参考書:
青木尊之、額田彰著「はじめてのCUDAプログラミング」工学社(ISBN 978-4777514779)
- 受け入れ可能人数:
2〜3名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
学外のインターンシップに参加しない人を優先
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
門林雄基 准教授(インターネット工学講座)
- テーマ:
マルチレベル・エミュレーション環境による分散システムの理解
- 実習の概要:
ネットワークエミュレーション技術、プロセッサエミュレーション技術、ならびに仮想マシンモニタを組み合わせたマルチレベル・エミュレーション環境を構築し、外部からの入力に対する分散システムのふるまいを多層的に解析し可視化する。
実習を通して、ネットワークとシステムに対する実践的理解を深めることが狙いである。
- 実施日程の概要:
II期〜III期
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
テストベッド、仮想マシンモニタ、プロセッサエミュレータ等
- 教科書, 参考書:
適宜資料を指示。
- 受け入れ可能人数:
8名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
大幅に超える場合は自講座優先
- その他の特記事項:
C、C++ 相当の言語でのプログラミング能力が必要です。
- 担当者(講座名):
中田尚 助教(コンピューティング・アーキテクチャ講座)
- テーマ:
LSIの設計と実現
- 実習の概要:
LSI(Large Scale Integration, 大規模集積回路)は産業の牽引役として、社会で注目されている。
特に近年の進歩は目覚しく、ソフトウェアで行われていた処理の多くをハードウェアとして実現したシステムLSIが、研究開発の中心課題になりつつある。
そこで、そのようなLSIの設計の基礎として、ハードウェア記述言語(Verilog-HDL)を用いたパイプライン方式の論理回路(パイプラインプロセッサなど)の設計と実現に関する実習を行う。
実習では、簡単な回路から複雑なものへ順を追って解説を行い、初心者でも3ヵ月程度の比較的短期間でVerilog-HDLによる設計手法と設計ツールの習得ができるようにしている。
設計した回路は、FPGAと呼ばれる書き換え可能なLSIを用いて実現する。
- 実施日程の概要:
II期〜8月上旬
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
先端CAD設備、Xilinx ISE、Design Compiler
- 教科書, 参考書:
適宜資料を配布。
- 受け入れ可能人数:
8名
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
自講座優先
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
岡田実 教授,宮本龍介 助教(情報コミュニケーション講座)
- テーマ:
GNU Radioによるソフトウェア無線の実装
- 実習の概要:
無線信号をサンプリングしてPCに取り込み、PC上で無線変復調処理を行う"GNU Radio"を用いて、実際の無線信号の変復調のソフトウェア実装を行うことを通じて無線変復調理論および組込みソフトウェア開発手法の基礎を習得する。
- 実施日程の概要:
II期+8月集中
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
Gnu Radio、C
- 教科書, 参考書:
John G.Proakis、Massoud Salehi著「Digital Communications 」McGraw Hill Higher Education(ISBN 978-0071263788)
- 受け入れ可能人数:
5名
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
申し込み順
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
國枝和雄 准教授(シンビオティクシステム講座, 教育連携講座)
- テーマ:
ニュートンモール活性化アプリケーションの開発
- 実習の概要:
ニュートンモールに設置されたカメラとスピーカを使ってニュートンモールを活性化するためのアプリケーションを、チームで開発する。
(※)ニュートンモールとは、学食前から北上して、テニスコート、サッカーグランド横を抜けて、支援財団横の階段へ至る南北の路のことです。
■活性化の例
- 現在通る人の滞在時間を増やす(通り自体、歩行体験の価値を高める)
- 通りに新しく人が来る(通り以外のガジェット等と連携し価値を創る など)
- 通りに来ない人がニュートンモールを知る(通りの状況を変えて表示し、閲覧価値を創る など)
- 実施日程の概要:
7月〜10月
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
ニュートンモールシステム, VC++ ほか
- 教科書, 参考書:
特になし
- 受け入れ可能人数:
1名単独での参加も可能であるが、チームでの参加を推奨する。2〜3名のチーム×4チーム程度。
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
プログラミング経験、熱意
- その他の特記事項:
活動場所はNAIST、ニュートンモール、NEC関西研究所の3ヶ所。10月にコンテストを実施予定。NAIST側担当として、山澤一誠先生、柴田智広先生にも御協力頂きます。