講演者:
|
佐藤 証
(産業技術総合研究所 情報セキュリティ研究セ
ンター 研究チーム長)
|
題目:
| 暗号ハードウェアの研究と応用 〜守る側と破る側
|
概要: |
VLSIの高速化・高集積化技術の進歩により,かつては大きな演
算リソースを必要とした暗号ハードウェアが家電やポータブル機器に容易に実装
できるようになっている.また,急速に拡大するブロードバンド・ネットワーク
社会における情報の保護に,高性能な暗号ハードウェアを欠かすことはできな
い.そこで本講では,まず,日常生活のさまざまな場面で利用されている暗号
ハードウェアの事例を紹介する.それに続いて,暗号モジュールの攻撃法として
注目されている消費電力や電磁波中の漏洩情報を利用するサイドチャネル攻撃,
そして暗号モジュールの安全性評価制度について解説を行う.
|
講演者紹介: |
略歴
平成1年早稲田大学大学院理工学研究科電気工学専攻修士課程修了.
同年日本アイ・ビー・エム(株) 東京基礎研究所入所.
平成11 年早稲田大学より博士(工学)授与.
平成19年 (独)産業技術総合研究所情報セキュリティ研究センター入所
情報セキュリティーに関するアルゴリズムおよび,
その高性能VLSI 実装方式に関する研究に従事.
|