ゼミナール発表

日時: 10月7日(水)3限 (13:30-15:00)


会場: L2

司会:佐藤 智和
加茂 洋平 M2 木戸出 正繼 萩田 紀博 松原 崇充

発表題目:
「時と場合」に応じた異種ロボット協調機構の開発
Development of TPO - aware Collaborative System for Heterogeneous Robots


発表概要:
2015年ごろに家庭に様々なロボットが導入されることを前提にすると. 家庭内において,異種ロボットを協調動作させる必要がある. そしてそれは,人間もロボットと対等な関係として,全てを統一的に扱うことのでき るシステムである必要があると考える. これまでの異種ロボット協調の研究では,簡単な場合分けによって,ロボットにタス クを分配していた. しかし,ロボットのタスクの失敗や予期せぬ出来事を考慮しないという問題点があっ た. 本研究ではXML言語を利用して作成したデータベースと,過去のタスク事例を保存す ることで, これまでのシステムでは不可能だった「時と場合」に応じた異種ロボット協調システ ムを目指す. 今回は,作成しているシステムの解説や,進捗度合いと今後の方針を述べる.

 
佐野 智章 M2 萩田 紀博 横矢 直和
発表題目:環境センサ群を用いた人が興味を持つ場所に着目した行動パターン分析
発表概要:商業施設において,人が興味を持つ場所にどのように近づくかわかれば,様々な販売促進や場内整理の効率化に利用できる.従来研究では,店舗内における顧客行動を分析し販売促進に活かすものはあるが,店舗に入るまでを考慮に入れた販売促進を行うというものはまだない.そこで本研究では,商業施設(大阪南港ATC)を行き交う人々の行動を環境センサ群を用いて計測することによって,人が興味をもつ場所(飲食店,ベンチ,案内地図等)にどのように近づくかの分析を行う.本発表では,複数の興味を持つ場所に対していくつかの行動パ ターンに分類した結果と,今後の予定について述べる.
 
坂本 祥治 M2 千原 國宏 湊 小太郎 眞鍋 佳嗣 池田 聖

発表題目:3Dプリンタを用いた観賞用模型制作に関する調査

発表概要:これまで設計開発の現場においてCADモデルからの試作模型制作に使われてきた三次元造形装置(3Dプリンタ)は,近年その普及に伴い緻密な造形能力を活かして観賞用模型の制作に用いられている.しかし,3Dプリンタには様々な造形手法や造形素材が存在し,造形物の強度不足や色彩の再現性の問題が有る.3Dプリンタによる造形を行う際には造形対象に合わせた機器の選定や,造形後の付加加工が必要となる.本課題研究では,3Dプリンタの造形原理や技術動向を調査,3Dプリンタによって観賞に堪えうる品質の模型を制作する際の問題点の解決法を検討する.本発表では3Dプリンタの概観調査結果及び3Dプリンタで出力した造形物への付加加工の結果について報告する.

 
若松 泰律 M2 千原 國宏 湊 小太郎 眞鍋 佳嗣 池田 聖
発表題目:バーチャル大腸内視鏡のためのCT値勾配に着目した内容物除去
発表概要:大腸検診の一手段として,X線CT画像からなるボリュームデータからバーチャルな大腸を生成して診察する,バーチャル大腸内視鏡が実施されている.しかしX線CT画像では,内容物とその周辺における身体組織のCT値は近い値を取り,二つの区別が付かないため,バーチャルな大腸が正しい形状にならず,診断を阻害する問題がある.その対策として,食事制限や当日の下剤によって内容物を除去するが,患者の身体に負担をかけるという問題がある.内容物の除去を不要とする手法として,造影剤で内容物を濃染して区別するStool Tagging法を用いて撮影された画像により内容物の認識を容易にして,閾値処理で内容物の除去を実現する手法が提案されているが,内容物領域の一部が身体組織に近いCT値となり,偽の腸壁が生成される問題や実際の腸壁を過剰に削除するなどの問題がある.本発表ではCT値勾配に着目した内容物除去手法を提案した後,実際の症例に対して本手法を適用した結果を示し,今後の課題について報告する.