清川 皓太 M2 | 伊藤 実 | 松本 健一 | 安本 慶一 |
発表題目:情報家電リモコン向けの軽量な3D仮想空間インタフェースの実装と評価
発表概要: 近年,情報家電によるホームネットワークが注目されており,携帯電話端末を使って自宅の情報家電を遠隔操作するためのサービスが提供されている. 著者が所属する研究室では,ホームネットワークに接続された多数の情報家電を 自宅を模した 3D仮想空間内のウォークスルー型GUIにより直観的に遠隔操作するリモコンフレームワーク“UbiREMOTE”の研究・開発を行ってきた. UbiREMOTEのプロトタイプが既にタブレットPC上に実装されているが, 3Dグラフィックスを高速に処理できる環境を必要とし,軽量な携帯端末で動作させることは難しかった. また,現実空間で変化した家具・家電の配置が仮想空間に自動的に反映されないという問題があった. 本研究では, UbiREMOTEをiPhoneなどの携帯端末上で軽快に動作させることが可能な軽量な3Dグラフィックス表示機構,仮想空間の家具の配置変更を自動反映する機構を考案・実装し,UbiREMOTEのユーザビリティの評価を行うことが目的である.本発表では,携帯端末上でUbiREMOTEを軽快に動作させるための3D描画軽量化手法とその実装方法,評価結果について述べる. | |||
神山 直也 M2 | 伊藤 実 | 松本 健一 | 安本 慶一 |
発表題目:嗜好の異なる複数ユーザを対象としたスマートスペースのデバイス制御手法
発表概要:センサやアクチュエータを搭載した組込みデバイスがあらゆる場所に埋め込ま れ,それらデバイスがユーザの状況や周辺空間の状況を取得・判断し,協調して 自立動作をするユビキタスシステムが求められている.このシステムでは,ユー ザは意識的な操作を行わなくても,有用なサービスを享受することができる.し かし,不特定多数の人を対象とたシステムを構築することは非常に困難である. それは,個人個人で嗜好が大きく異なること,また同じ個人でも状況によって嗜 好が変化することに起因している.本研究では,ユビキタスシステムが導入され たスマートスペースにおいて,多種多様な嗜好を持つ不特定多数のユーザが自由 に出入りする環境を想定した,コンテキストアウェアなデバイス制御手法を提案 する. | |||
水野 恵祐 M2 | 飯田 元 | 松本 健一 | 安本 慶一 |
発表題目:複数手法の併用によるデザインパターン検出結果の改善
発表概要:デザインパターンとは,ソフトウェアの設計時によく起こる問題に対する典型的な解決策をまとめたもの である.デザインパターンを利用することでソフトウェアの品質向上が見込めるため,多くの開発プロジェクトでデ ザインパターンが利用されている.また,デザインパターンはソフトウェア理解においても有用であるため,ソフト ウェア中のデザインパターンを検出する手法が数多く提案されている.このような検出手法を実装したデザインパタ ーン検出ツールがWeb 上でいくつか公開されている.これらのツールは,検出可能なデザインパターンの種類や,検 出結果が異なっている.この違いは各ツールの検出アプローチの違いによるものである.それぞれのアプローチ毎に デザインパターンを表すデータ構造や検出アルゴリズムが異なるため,各ツールにはデザインパターン検出の適性に 差があると考えられる.我々は,ツールによって異なる検出結果を適切に組み合わせれば,個々のツールよりも有用 な結果を得ることができると考えた.本発表では,複数手法の併用の妥当性を検証するために行った実験について議 論する. | |||