ゼミナール発表

日時: 9月29日(火)2限 (11:00-12:30)


会場: L1

司会:神原 誠之
市田 憲明 M2 木戸出 正繼 横矢 直和 浮田 宗伯
発表題目:学習モデルを用いた姿勢推定におけるモデル間遷移情報の獲得
発表概要:本発表では,様々な形状の衣装や動作について学習モデルを得ることが姿勢推定に有効であることを示し、学習モデルをどの様に取得するかを述べる。具体的には、学習モデルを得る際は一度に全ての動作を計測し学習するのではなく、動作ごとに計測と学習を行い、後からモデルを追加していける方が良いと考えられる。しかし実際に人が動作を行う際にはいくつかの動作の間を遷移すると考えられるが,全ての動作の組み合わせについてその間の遷移を計測、学習させる事は組み合わせの数を考えれば困難である.本研究では動作モデルが複数与えられた時,その間の遷移を補完したモデルを作成し,計測されていない遷移が起こった時にも,計測した姿勢と同水準の推定精度を得ることを目指す.
 
西行 健太 M2 木戸出 正繼 横矢 直和 波部 斉
発表題目:未知の人物に適応する人物検出追跡システム
発表概要:現在,安心や安全を求める社会的なニーズの高まりにより,インテリジェンスな監視カメラシステムが求められている. そして,そのようなインテリジェンスな監視カメラシステムの実現には安定な人物検 出が必要となる. 現在,人物検出にはアピアランスベースの特徴量であるHOGが多く使用されている が,HOGではアピアランスが学習データと異なる場合に人物を検出することができない.そこで,本研究では過去の人物交通映像と時空間特徴を用いて,アピアランスの異なる人物を安定して検出することのできるシステムを作成することを目的とする. 本発表では手法と今後の予定について述べる.
 
瀧 大補 M2 小笠原 司 横矢 直和 高松 淳 竹村 憲太郎
発表題目:見まねに基づく意味論的動作認識
発表概要: 情報化社会の発展により、必要な情報へアクセスするための検索技術が注目され ている。動画を含むマルチメディアデータを検索する際、検索キーワードと関連 づけるための意味論的認識が重要である。本研究では、シルエットで表現された 動作データベースに対する意味論的認識手法の実現を目指す。その際、様々な データベースに対応するため動作対象者を人間に限定しない。解決手段として 「見まね学習」の枠組みを利用する。つまり、観察された動作を自身の身体で模 倣し、模倣動作同士を比較することで動作の意味論的認識をおこなう。本発表で は、自身の身体構造とシルエット画像から得られたグラフ構造を空間的・時系列 的にマッチングすることで模倣の枠組みを構築し、実画像に適用した結果を示す。
 
廣瀬 駿 M2 小笠原 司 横矢 直和 高松 淳 竹村 憲太郎
発表題目:画像ノイズを考慮した屋外光源下における物体表面色推定
発表概要:本発表では,異なる屋外光源下で同一物体を観測した際に知覚され る色の違いを用いて,光源色の影響を 除去した物体表面色をノイズに頑健に推定する手法を提案する.まず,表面色 推定問題を最尤推定の枠組みに基づき 定式化する.次に,画像ノイズおよび屋外光源色の性質を利用して,未知パラ メータを適切に表現する方法を提案す る.また,隣接画素における表面色・光源色の情報を利用する手法を提案する. 実際に市販のデジタルカメラを用いて屋外光源色の分布および画像ノイズの分 布を取得し,異なる光源下で撮影 されたカラーチェッカーの画像を用いて表面色推定実験をおこなった.結果と して,従来手法よりも高い精度で表面色を推定することが可能であることを示 す.
 

会場: L2

司会:中村 奈美
Kula Raula Gaikovina M1 飯田 元 西谷 紘一 松本 健一
発表題目:Using Program Slicing For Software Inspection of Bugs in Micro Process Analysis
発表概要: Micro Process Analysisis the analysis of the fine-grained processes executed at a developer level. In this research, we apply program slicing for Micro Process Analysis of Bugs. Our research focuses on how using program slicing to quantitatively measure the quality of software processes. The research includes chasing dependencies and classification on bugs so as to find a relationship between the bug characteristics and its related executed processes.
 
小谷 和也 M2 伊藤 実 西谷 紘一 安本 慶一
発表題目:交差点映像の協調撮影と共有を目的とした車車間通信プロトコルの提案と評価
発表概要:交差点内における事故を防止するためには,ドライバが死角に存在する車両の位置を把握できることが有用である.交差点近辺の複数車両が撮影した交差点内の映像を車車間通信で交換することができれば,インフラなしに自車両から死角となる交差点内の状況把握が可能となる.しかし,映像のような大きなデータを複数の車両が車車間通信で送信する場合には,輻輳制御が重要な課題となる.本発表では,ドライバに交差点の状況を効果的に把握させるために交差点鳥瞰映像を合成してリアルタイムで提示することを考え,交差点の複数車両の中から合成元となる映像を送信する車両を選定するための手法を提案する.提案手法では,まず,交差点内にいる各車両が,それぞれの撮影している交差点の領域,映像品質,各車両の速度や向きに関する情報を車車間通信で交換することで共有する.各車両はそれらの情報から自車が映像を送信するかどうかを自律的に判断する.提案手法を評価するために,ネットワークシミュレータQualNet 上に交差点状況を再現し実験を行った.その結果,映像データの到達率や映像品質が実用可能なレベルに達していることを確認した.
 
吉村 巧朗 M2 松本 健一 西谷 紘一 門田 暁人
発表題目:ブレークポイント使用履歴によるデバッグ行動の分析
発表概要:デバッグ作業は,作業に従事する開発者ごとに効率に大きな違いが見られ る.デバッグにおける開発者の行動から効率に影響を与えている要因を明 らかにできれば,教育や支援に役立てることができる. そこで本研究では、デバッガを使用したデバッグ行動について分析し,上 手な人と下手な人の間にどのような差異が存在するのか明らかにすること を目的とした.そのアプローチとして,多くのデバッガが実装しているブ レークポイント機能に着目し,その使用履歴よりプログラマの特徴を分析 した. 150行程度のJavaプログラムを題材とした実験の結果,次のような知見が得 られた.デバッグの下手な人は,連続した行にブレークポイントを設置す る傾向がある.また上手い人には,ブレークポイントを用いた実行を頻繁 に行う傾向がある.
 
鈴木 翔太 M2 鹿野 清宏 西谷 紘一 猿渡 洋
発表題目:オーディオオブジェクト個別操作法に基づくイヤホン漏洩雑音低減手法
発表概要: 本研究は,音楽信号内に存在するオーディオオブジェクト (ギターやベース,ボーカル等) を個別に操作する事が出来る手法を検討している.本発表では,イヤホンで音楽を受聴する際に耳から漏れ出る雑音をオーディオオブジェクトの個別操作により低減する手法を提案する.現在,電車等の公共交通機関においてイヤホンを用いて音楽を受聴する者の耳から漏れる耳障りな雑音が社会問題となっているが,有効な解決策は見出されていない.我々は,耳から漏れると考えられる楽器の成分を抑圧する事が可能な技術を用い,高品質な音楽再生を実現しつつ音楽受聴者の耳から漏れ出る雑音の低減を行う.