ゼミナール発表

日時: 1月5日(火)3限 (13:30-15:00)


会場: L1

司会: 小木曽 公尚
佐藤 康之D2 システム制御・管理 西谷 紘一 杉本 謙二 中村 文一
発表題目:凸入力制約を持つ非線形システムの制御
発表概要:現実の制御問題では、制御対象に存在する入力制約を考慮して制御系設計を 行うことが重要である。これまで非線形制御の分野では、入力信号のノルムが制限される場合(ノルム制約)の制御系設計法が盛んに研究されてきた。 しかしながら、現実には、このノルム制約に当てはまらない 制約を持つシステムが存在する。 そこで本研究では、ノルム制約よりも広いクラスとして、入力がある凸空間に拘束される凸入力制約を考える。具体的には、 凸入力制約を持つ非線形システムに対し、制御Lyapunov関数と凸最適化理論を 用いた制御系設計を提案し、 従来のノルム制約に関する結果を凸入力制約に対して 拡張する。 また、磁気浮上系を用いた実機実験を行い、提案手法の有効性を検証する。
 
富田 勉 M2(2回目) 論理生命学 池田 和司 木戸出 正繼 竹之内 高志
発表題目:長期の動線データに対する類似度行列を用いた集団活動の特徴抽出
発表概要:近年,知的労働者の生産性の向上が求められており,その一つの方法として,協創を促すような組織の運営によるアプローチが注目されている.しかし,組織の実体把握には定量的な指標は存在せず,運営側の主観にまかされていた.これまでは,集団内の個人個人に着目した局所的な情報を得る研究があった.本研究では,集団の構成員の長期に渡る動線データを用いることで集団全体の特徴の抽出する手法を提案する.