- 担当者(講座名):
久保浩三 教授(先端科学技術研究調査センター)
- テーマ:
知的財産権判例研究
- 実習の概要:
毎回、最近話題になった知的財産権に関する裁判判決を取り上げ、全員でディスカッションを行い、権利範囲の解釈等、最新の裁判所の動向を知り、実務に強い研究者、技術者を目指す。
- 実施日程の概要:
夏休み(8、9月)を含め、以後の適当な時期に、学生の希望を考慮して行う。
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
適宜連絡あり。
- 教科書, 参考書:
判決を教員の方で用意する。
- 受け入れ可能人数:
10名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
特になし
- その他の特記事項:
特になし
- 担当者(講座名):
門林雄基 准教授(インターネット工学講座)
- テーマ:
マルチレベル・エミュレーション環境による分散システムの理解
- 実習の概要:
ネットワークエミュレーション技術、プロセッサエミュレーション技術、ならびに仮想マシンモニタを組み合わせたマルチレベル・エミュレーション環境を構築し、外部からの入力に対する分散システムのふるまいを多層的に解析し可視化する。実習を通して、ネットワークとシステムに対する実践的理解を深めることが狙いである。
- 実施日程の概要:
II期〜III期
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
テストベッド、仮想マシンモニタ、プロセッサエミュレータ等
- 教科書, 参考書:
適宜資料を指示します。
- 受け入れ可能人数:
8名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
大幅に超える場合は自講座優先
- その他の特記事項:
C、C++ 相当の言語でのプログラミング能力が必要です。
- 担当者(講座名):
加藤博一 教授、藤澤誠 助教(インタラクティブメディア設計学講座)
- テーマ:
物理エンジンを用いたテーブルトップ型拡張現実感システム
- 実習の概要:
テ−ブルトップ型拡張現実感システムにおいて、ユーザの操作に対する仮想物体のリアクションに、物理シミュレーションエンジンによる演算を組込み、より現実感の高い仮想物体操作環境を実現する.
- 実施日程の概要:
I、II期に基礎的な勉強(30時間)をして、夏休みにシステム開発を行う(30時間)。
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
拡張現実感システム、Bulletなどの物理シミュレーションエンジン
- 教科書, 参考書:
適宜指示します。
- 受け入れ可能人数:
3名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
自講座優先。Cプログラミング経験者優先。
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
眞鍋佳嗣 准教授(像情報処理学講座)
- テーマ:
小中高校生向けIT教育プログラムの開発
- 実習の概要:
現在、情報科学研究科では小中高校生へのアカデミックボランティア教育を実施しています。
本実習ではこのプログラムで使う小中高校生への情報科学の教育・実習コンテンツの開発を行います。
また、実際に開発したコンテンツを使った実地研修も実施する予定です。
- 実施日程の概要:
6月頃から9月頃までの期間で、学生の希望を考慮して行います。
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
こちらで準備します。
- 教科書, 参考書:
特になし。
- 受け入れ可能人数:
4名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
話し合いで決める。
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
大竹哲史 助教、米田友和 助教(コンピュータ設計学講座)
- テーマ:
CADツールを用いたLSIの設計とテスト
- 実習の概要:
LSIはコンピュータ(パーソナルコンピュータ、携帯電話、ゲーム機など)の構成要素です。
コンピュータの信頼性を確保するためには、LSIに故障がないことを調べるテストが不可欠ですが、LSIは大規模化、複雑化しており、テストは困難な問題となっています。
この問題を解決する1つの方法として、テストの容易なLSIを設計するテスト容易化設計があります。
本実習では、CAD(Computer-Aided-Design、計算機援用設計)ツールを用いたLSIの設計フローを学習するとともに、テスト容易化設計アルゴリズムを設計してワークステーション上に実装します。
- 実施日程の概要:
II期〜III期
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
ワークステーション:SunFireV490、SunFireX4100、SunBlade2000
CADツール:DesignCompiler(Synopsys)、Scirocco(Synopsys)、TetraMax(Synopsys)、Cコンパイラ、など
- 教科書, 参考書:
藤原秀雄「コンピュータの設計とテスト」工学図書(ISBN 978-4-7692-0232-5)、配布資料
- 受け入れ可能人数:
5名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
自講座優先。
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
中田尚 助教(コンピューティング・アーキテクチャ講座)
- テーマ:
LSIの設計と実現
- 実習の概要:
LSI(Large Scale Integration, 大規模集積回路)は産業の牽引役として、社会で注目されている。
特に近年の進歩は目覚しく、ソフトウェアで行われていた処理の多くをハードウェアとして実現したシステムLSIが、研究開発の中心課題になりつつある。
そこで、そのようなLSIの設計の基礎として、ハードウェア記述言語(Verilog-HDL)を用いたパイプライン方式の論理回路 (パイプラインプロセッサなど)の設計と実現に関する実習を行う。
実習では、簡単な回路から複雑なものへ順を追って解説を行い、初心者でも3ヵ月程度の比較的短期間でVerilog-HDLによる設計手法と設計ツールの習得ができるようにしている。
設計した回路は、FPGAと呼ばれる書き換え可能なLSIを用いて実現する。
- 実施日程の概要:
I、II期〜8月上旬
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
先端CAD設備、Xilinx ISE、Design Compiler
- 教科書, 参考書:
適宜資料を配布。
- 受け入れ可能人数:
8名
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
自講座優先。
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
樫原茂 助教(インターネット工学講座)
- テーマ:
シミュレーションログ解析用ツールの開発
- 実習の概要:
シミュレーションを行う上でログ解析は必須である。
本テーマでは、ネットワークシミュレータのログ解析を誰でも簡単にかつ様々な角度から評価を行える解析ツールを開発する。
- 実施日程の概要:
II期〜III期
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
Qualnetシミュレータ
- 教科書, 参考書:
適宜配布します。
- 受け入れ可能人数:
4名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
特になし。
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
木戸出正継 教授、波部斉 助教(知能情報処理学講座)
- テーマ:
人を見守る視覚情報処理システムの開発
- 実習の概要:
屋内・屋外に設置されたマルチカメラシステムを用い、人の動きを捉えるシステムの開発を行う。
この開発を通じて視覚情報処理の基礎知識を身につけ、さらに、関連技術調査・目標設定・進捗管理・報告などプロジェクト計画・遂行に必要な事項に関する理解を深める。
- 実施日程の概要:
I期〜夏休み
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
カメラ、PC、OpenCV
- 教科書, 参考書:
特になし。
- 受け入れ可能人数:
4名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
自講座優先。
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
木戸出正継 教授、松原崇充 助教(知能情報処理学講座)
- テーマ:
双腕ロボットアームを用いた運動スキルの実現
- 実習の概要:
ヒトの腕部を構造的に模した双腕ロボットアームを用いて、高度な運動スキルを実現する。
- 実施日程の概要:
I期〜II期
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
PC、OpenGL、C言語、C++
- 教科書, 参考書:
特になし。
- 受け入れ可能人数:
3名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
プログラミング技術や関連知識などを考慮し面談で決定。
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
松本裕治 教授(自然言語処理学講座)
- テーマ:
リンク解析技術を応用した自然言語処理アプリケーション作成
- 実習の概要:
リンク解析技術を応用し、各種の自然言語処理アプリケーションを作成する。
たとえば
(i) 類義語推定のアプリケーション作成
専門用語のシソーラス上での位置を推定し、新たな未知語を登録するシステムを作る。
(ii) リンク解析技術を応用した複数文書要約システムの作成
重要文抽出をリンク解析技術を用いて行う。
など。
- 実施日程の概要:
6〜9月
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
Ruby, Javaなど
- 教科書, 参考書:
特になし。
- 受け入れ可能人数:
3名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
話し合いで決める。
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
高松淳 准教授、竹村憲太郎 助教(ロボティクス講座)
- テーマ:
RTミドルウェアを用いたロボットプログラミング
- 実習の概要:
RTミドルウェアを用いて通信ネットワークを介したロボットシステムの研究が盛んにおこなわれております。
そこで、本プロジェクトではOpenRTMを用いたプログラミングを学習し、移動ロボットやアクトロイド等のコンポーネント開発を行います。
- 実施日程の概要:
II期〜III期
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
OpenRTM,移動ロボット,アクトロイド
- 教科書, 参考書:
「はじめてのコンポーネント指向ロボットアプリケーション開発〜RTミドルウェア超入門〜」毎日コミュニケーションズ(ISBN 978-4-8399-2900-8)
- 受け入れ可能人数:
3名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
プログラミング能力と熱意。
- その他の特記事項:
プログラミング経験があること。
- 担当者(講座名):
野田賢 准教授(システム制御・管理講座)
- テーマ:
ドライバの運転行動データにもとづく安全運転評価法の提案
- 実習の概要:
実車による運転行動計測実験で得られた自車速度、視線移動、アクセル操作、ブレーキ操作などの運転行動データを解析します。
ドライバの運転行動データから、その運転行動の潜在的リスクに対する安全性を評価する方法を提案します。
- 実施日程の概要:
II期〜III期
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
システム制御・管理講座で準備します。
- 教科書, 参考書:
特になし。
- 受け入れ可能人数:
3名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
自講座優先。
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
猿渡洋 准教授、川波弘道 助教、戸田智基 助教(音情報処理学講座)
- テーマ:
- マイクロホンアレーを用いたハンズフリー音声認識
- 音声対話システム
- 声質変換
- 実習の概要:
- 人同士のコミュニケーションと同様に、ヘッドセットマイクを用いずに、離れた場所からでも機械と対話できる事が望まれる。
実習では、離れたユーザーの声を複数のマイクロホンを用いて高精度に収録するマイクロホンアレー技術に関する理解を深め、最先端の技術を活用したハンズフリー音声認識実験を行う。
- 構内案内、地域案内、路線案内など音声対話システムは実際に実環境で用いられている。
エージェントがインターネット上の情報から選んできて案内をする研究も進められている。
実習では、音声対話システムの要素技術に関する理解を深め、実際にシステム改善に取り組む。
- 音声変換は、言語情報を保ちながら、声質などの非言語情報を自在に変換する技術であり、アミューズメント用途、次世代電話コミュニケーション、発声障害者補助などへの応用が期待されている。
実習では、統計的手法に基づく音声変換の基本技術に関する理解を深め、最先端の技術を活用したボイスチェンジャーシステムの改善に取り組む。
- 実施日程の概要:
夏休み(8、9月)あるいはIII、IV期
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
こちらで準備します。
- 教科書, 参考書:
特になし。
- 受け入れ可能人数:
3名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
特になし。
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
乾健太郎 准教授(自然言語処理学講座)
- テーマ:
human computationを利用した言語意味資源の開発
- 実習の概要:
Webブラウザ上で動作する言語ゲームを作成し、不特定多数のユーザから言語の意味知識を収集する実験を行う。
- 実施日程の概要:
II期〜III期
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
Ruby、JavaScriptなど。
- 教科書, 参考書:
特になし。
- 受け入れ可能人数:
2名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
話し合いで決める。
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
安本慶一 准教授(ソフトウェア基礎学講座)
- テーマ:
スマートホームアプリケーションの構築
- 実習の概要:
ユーザの位置や周りの状況、ユーザの嗜好に応じて、デバイスを自動制御するシステム(スマートスペース)をUbiREALシミュレータ(http://ubireal.org/)を用いて仮想空間上に構築する実験を行う。
実験を通して、コンテキストアウェアシステム、UPnP、情報家電ネットワークについての理解を深めることを目的とする。
- 実施日程の概要:
II期〜III期
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
Java言語処理系、OpenGLが動作するPC。
- 教科書, 参考書:
特になし。
- 受け入れ可能人数:
5名
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
プログラミング技術および熱意。
- その他の特記事項:
Java言語でプログラムを書けること。
- 担当者(講座名):
乾健太郎 准教授(自然言語処理学講座)
- テーマ:
ブログマイニング技術の拡張実験
- 実習の概要:
大規模ブログデータから重要なイベントおよびセンチメントの情報を抽出・構造化・集約するシステムを開発する。
具体的には次のいずれか希望する課題に取り組む。
- 現在の経験マイニング技術の精度を改良する実験を行う
- 公開デモ「みんなの経験」の機能を拡張する
- 地域リサーチなどのアプリケーションを開発する
- 実施日程の概要:
II期〜III期
- 使用する主な装置,ソフトウェアなど:
Python/Ruby/Perl、JavaScriptなど。
- 教科書, 参考書:
特になし。
- 受け入れ可能人数:
2名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
話し合いで決める。
- その他の特記事項:
特になし。
教務WGプロジェクト実習担当
(projectpractice09 at is.naist.jp)