ゼミナール発表

日時: 6月20日(金)3限 (13:30-15:00)


会場: L1

司会:中村
三好 秀明 2回目 生命機能計測学 箱嶋敏雄
発表題目:光トラップ粒子による細胞触診を利用した細胞局所力学特性計測法の開発
発表概要:細胞機能と密接に関係する細胞の力学的特性は、細胞膜構成成分や細胞骨格、さらに内外環境に関するシグナルに対する細胞応答により時間的、部位的に変化する。このような局所的な力学的特性を定量的に計測するために光ピンセットを利用した。光ピンセットで補足したポリスチレン粒子を細胞に接着させ、細胞からその粒子にかかる作用を粒子の力学モデルより細胞の力学特性として定量的に評価した。その結果、バネ様の力学特性を定量的に評価することができ、さらに細胞の部位別での差を検出することができた。
 
高畑 裕美 2回目 情報コミュニケーション講座 関浩之
発表題目:2.4GHz帯無線LANにおける電子レンジ干渉の周期性を利用した除去手法
発表概要:本報告では,2.4GHz ISM (Industry Scientific and Medical) 帯における
電子レンジ雑音の干渉除去方式を提案する.
同じISM 帯を利用するIEEE 802b/g W-LAN (Wireless Local AreaNetwork) は,ノート
PC に標準的に搭載されるようになっており,家庭内やホットスポットにおけるブロード
バンドアクセスとして広範に利用されている. しかし, ISM 帯は他システムとの共用周波
数であり,他システムからの干渉がシステム性能に大きく影響する.
本報告では,特に家庭内で大きな問題となる電子レンジからの雑音の周期性を用いて,
干渉除去を行う方法を提案し,数値計算により得られた結果を報告する.